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J-GLOBAL ID:201702270220178755   整理番号:17A0212540

アスベストによるヒト成熟細胞傷害性Tリンパ球誘導抑制はインターロイキン-2の機能不全によるものではない

The Suppressed Induction of Human Mature Cytotoxic T Lymphocytes Caused by Asbestos Is Not due to Interleukin-2 Insufficiency
著者 (7件):
資料名:
巻: 2016  ページ: 7484872 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7019A  ISSN: 2314-8861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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既報で混合リンパ球反応アッセイ(MLR)において,未成熟CTLのクリソタイルB(CB)アスベスト曝露は成熟細胞傷害性Tリンパ球(CTL)の誘導抑制と未成熟CTLの増殖低下をもたらすことを報告した。しかしながら,CTL分化に及ぼすアスベスト繊維の影響に関するメカニズムは依然として不明である。インターロイキン-2(IL-2)はTリンパ球の増殖調節因子であることから,本稿ではCB曝露下培養におけるCTL分化抑制におけるIL-2添加効果をフローサイトメトリー(FCM)により評価した。MLR第2日目にIL-2を1ng/mL添加したが,アスベストによるCD8+リンパ球増殖の低下とD25+,CD45RO+細胞比の減少はIL-2添加によって回復せず,グランザイムB+細胞比の減少が部分的に回復したのみであった。アスベストとIL-2添加培養CD8+リンパ球は,IL-2またはアスベスト不在培養細胞と同程度の細胞傷害性を示した。これら知見は,抑制されたCTL機能の改善の可能性を示唆するにもかかわらず,IL-2機能不全がアスベスト曝露によるCTL誘導抑制の主要因ではないことを示唆する。膜結合性刺激分子に加え,IL-2以外の分泌因子がアスベストによるCTL分化抑制的役割を類推した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
無機化合物の毒性一般  ,  免疫反応一般 

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