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J-GLOBAL ID：201702270233725862   整理番号：17A1475076

π共役高分子錯体の有機エレクトロニクスへの応用

Development of π-Conjugated Polymer Complexes and Their Application to Organic Electronics

著者 (1件)： 木本篤志 (甲南大学理工学部機能分子化学科)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 74  号： 5  ページ： 410-418(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機EL素子や有機薄膜太陽電池に代表される有機エレクトロニクスはその潜在的な可能性から広く注目を集めている.これらの高性能化を目指して種々の有機半導体材料が見いだされているが,中でも,塗布法により製膜が可能な高分子系有機半導体材料の高性能化が求められている.従来の有機化学的なアプローチが成熟しつつある状況において,筆者はπ共役高分子の錯体化により生成するπ共役高分子錯体に注目した.とくに種々のルイス酸性金属塩と錯形成が可能なフェニルアゾメチン骨格を導入した金属集積型π共役高分子について研究を進めてきた.あらかじめルイス酸塩と錯形成させたπ共役高分子錯体を用いることで,π共役高分子そのものの構造を変化させることなく有機EL素子,有機薄膜太陽電池の素子特性が向上することを明らかにし,新たな有機エレクトロニクスの高性能化手法としての可能性を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *アゾメチン ,  *電子技術 ,  有機半導体 ,  Lewis酸 ,  π電子 ,  高分子半導体 ,  高分子錯体 ,  太陽電池 ,  高分子薄膜 ,  発光ダイオード ,  エレクトロルミネセンス ,  ポリヘテロアリーレン ,  窒素複素環化合物 ,  硫黄複素環化合物 ,  正孔 ,  キャリア移動度 ,  キャリア ,  Broensted酸 ,  イリジウム錯体 ,  ポリフルオレン ,  ヘテロ接合 ,  フッ化ホウ素 ,  ホウ素化合物 ,  ホウ素錯体
準シソーラス用語： カルバゾール誘導体 ,  チアジアゾール誘導体 ,  ポリカルバゾール ,  有機EL素子 ,  *有機エレクトロニクス ,  有機薄膜太陽電池 ,  正孔移動度 ,  バルクヘテロ接合 ,  三フッ化ホウ素

著者キーワード (8件)： π-Conjugated Polymer ,  Polymer Complex ,  Organic Semiconductor ,  Organic Electronics ,  Organic Light-Emitting Diodes ,  Organic Photovoltaic Devices ,  Phenylazomethine ,  Lewis Acid

分類 (4件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  重縮合  (CG04050Z) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L)

物質索引 (1件)： 三ふっ化ほう素エーテラート

引用文献 (93件)：

• 1) A. C. Grimsdale, K. L. Chan, R. E. Martin, P. G. Jokisz, and A. B. Holmes, Chem. Rev., 109, 897 (2009).
• 2) C. Zhong, C. Duan, F. Huang, H. Wu, and Y. Cao, Chem. Mater., 23, 326 (2011).
• 3) A. P. Kulkarni, C. J. Tonzola, A. Babel, and S. A. Jenekhe, Chem. Mater., 16, 4556 (2004).
• 4) Y.-J. Cheng, S.-H. Yang, and C.-S. Hsu, Chem. Rev., 109, 5868 (2009).
• 5) M. Jeffries-EL, B. M. Kobilka, and B. J. Hale, Macromolecules, 47, 7253 (2014).

タイトルに関連する用語 (4件)： π共役 ,  高分子錯体 ,  有機エレクトロニクス ,  応用