文献
J-GLOBAL ID:201702270348073546   整理番号:17A1137936

九州北部,大牟田地域の高圧型周防変成コンプレックスに由来する高温型変成コンプレックス

A high-T metamorphic complex derived from the high-P Suo metamorphic complex in the Omuta district, northern Kyushu, southwest Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: ROMBUNNO.12208  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿では九州北部,大牟田地域のミグマタイト質泥質片麻岩中のジルコンの新たなU-Pb年代を報告する。周防変成コンプレックスから片麻岩へ至る変成累帯から,片麻岩の原岩は周防変成コンプレックスであることが示唆される。ジルコン年代から以下のことが明らかになった:(i)高圧型周防変成コンプレックスからミグマタイト質泥質片麻岩を含む高温型変成コンプレックスへの転移が起こった;(ii)周防泥質岩中の砕屑性ジルコンのコア部は約1900-1800Maと250Maの2つの主たる年代成分をもち,また幾つかの砕屑性ジルコンのコア部は高度変成岩に由来する;(iii)一つの変成ジルコンのリム部は105.1±5.3Maというコンコーダント年代を示し,これは高温型変成作用の年代を表す。変成コンプレックスの高P変成作用から高T変成作用への転移は,前期白亜紀の島弧-海溝系における火山弧の海側への移動,若しくは変成コンプレックスの海溝側から火山弧側への移動を意味する。大牟田地域は領家深成-変成コンプレックスと同じ地理学的トレンドに位置し,高温型変成作用についての本研究による推定年代は,中国地域西部,柳井地域の領家深成-変成作用の年代と似ている。したがって,高温型変成コンプレックスは領家深成-変成コンプレックスの西方延長に相当するのであろう。領家深成変成コンプレックスの変成岩の原岩は西南日本内帯のジュラ紀付加コンプレックスであった。大牟田地域の高圧型変成作用から高温型変成作用への転移もまた,ジュラ紀付加コンプレックスの地理学的トレンドが白亜紀中期の高温型変成場の地理学的トレンドとは斜交することを示唆している。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石成因論  ,  年代測定 
引用文献 (28件):
もっと見る

前のページに戻る