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J-GLOBAL ID：201702270620297995   整理番号：17A0522081

クエン酸-安定化金ナノ粒子におけるサイズ依存的蛋白質-ナノ粒子相互作用:蛋白質コロナの出現

Size-Dependent Protein-Nanoparticle Interactions in Citrate-Stabilized Gold Nanoparticles: The Emergence of the Protein Corona

著者 (6件)： PIELLA Jordi (Barcelona Inst. of Sci. and Technol. (BIST), Barcelona, ESP) ,  PIELLA Jordi (Universitat Autonoma de Barcelona (UAB), Barcelona, ESP) ,  BASTUS Neus G. (Barcelona Inst. of Sci. and Technol. (BIST), Barcelona, ESP) ,  PUNTES Victor (Barcelona Inst. of Sci. and Technol. (BIST), Barcelona, ESP) ,  PUNTES Victor (Institutetucio Catalana de Recerca i Estudis Avancats (ICREA), Barcelona, ESP) ,  PUNTES Victor (Vall d’Hebron Inst. Recerca (VHIR), Barcelona, ESP)
資料名： Bioconjugate Chemistry  (Bioconjugate Chemistry)
巻： 28  号： 1  ページ： 88-97  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： W0169A  ISSN： 1043-1802  CODEN： BCCHES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 様々なサイズ(3.5~150nm)の高単分散性クエン酸-安定化金ナノ粒子(AuNPs)の表面を胎児ウシ血清蛋白質で修飾し,UV-可視光スペクトル,動的光散乱,およびゼータ電位の測定を組合わせて,その表面特性を解析した。その結果,AuNPsへ不可逆的に固く吸着した蛋白質コロナと呼ばれる蛋白質コートの厚さおよび密度がナノ粒子サイズに強く依存していたことから,粒子サイズの増大につれて,1)NP-蛋白質錯体の形成,2)単一濃密蛋白質コロナ層の形成,3)多分子層コロナの形成,のような異なる遷移段階の同定が可能である。更に,蛋白質コーティング進行における異なる時間的パターンは大サイズナノ粒子よりも小サイズ粒子の方が素早く現われることから,速度論に関わるサイズの役割が明らかとなった。NPsの生物学的本質は,結局は蛋白質コロナによって決められ,様々なNP-生物学的相互作用は異なる時間スケールで発生した。

シソーラス用語： *タンパク質複合体 ,  *ナノ粒子 ,  分子間相互作用 ,  血清タンパク質 ,  表面改質 ,  安定化 ,  粒径 ,  ζ電位 ,  動的光散乱 ,  可視スペクトル ,  紫外スペクトル ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸
準シソーラス用語： UV-Visスペクトル ,  *金ナノ粒子 ,  *蛋白質コロナ ,  表面修飾

分類 (1件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： クエン酸

タイトルに関連する用語 (8件)： クエン酸 ,  安定化 ,  金ナノ粒子 ,  サイズ ,  蛋白質 ,  ナノ粒子 ,  相互作用 ,  蛋白質コロナ