クエルセチンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンとのホスト-ゲスト包接錯体  熱量測定研究

D’ARIA Federica; SERRI Carla; NICCOLI Marcella; MAYOL Laura; MAYOL Laura; QUAGLIARIELLO Vincenzo; IAFFAIOLI Rosario Vincenzo; BIONDI Marco; BIONDI Marco; GIANCOLA Concetta

文献

J-GLOBAL ID：201702270691687734 整理番号：17A1993677

クエルセチンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンとのホスト-ゲスト包接錯体熱量測定研究

Host-guest inclusion complex of quercetin and hydroxypropyl-β-cyclodextrin: A calorimetric study

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資料名：
巻： 130 号： 1 ページ： 451-456 発行年： 2017年10月
JST資料番号： H0095C ISSN： 1388-6150 CODEN： JTHEA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

強い酸化防止剤として抗腫瘍作用などを示すクエルセチンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンとのホスト-ゲスト包接錯体を調製し,錯体生成挙動と37°Cにおけるクエン酸塩緩衝液(pH3.6)とリン酸塩緩衝液(pH8.0)に対する溶解性を示差走査熱量測定と等温熱量測定で調べた。クエルセチンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンを両緩衝液にモル比1:1で溶解し,37°Cで72h撹拌した。得られた生成物を示差走査熱量測定と等温熱量測定で分析して包接錯体の生成を確認し,溶解度の測定データから錯体の生成定数を計算した。良好な溶解性を示す包接錯体がpH8で生成したが,pH3.6では生成しなかった。等温熱量測定で求めたpH8における親和定数(489M^-1)は溶解度試験で間接的に得た値(394M^-1)と一致した。クエルセチン/ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン包接錯体の生成には適切な溶媒,pH,温度及び撹拌時間の選択が重要である。

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分子化合物 , 有機物質からなる多成分系の相平衡・状態図 , 有機化合物の化学分析

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クエルセチンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンとのホスト-ゲスト包接錯体 熱量測定研究

クエルセチンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンとのホスト-ゲスト包接錯体熱量測定研究