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J-GLOBAL ID：201702270892484957   整理番号：17A0557275

ヒドロキシルラジカルを用いたペプチドおよび蛋白質の酸化による遊離アミノ酸の放出

Release of free amino acids upon oxidation of peptides and proteins by hydroxyl radicals

著者 (10件)： LIU Fobang (Max Planck Inst. Chemistry, Mainz, DEU) ,  LAI Senchao (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  TONG Heijie (Max Planck Inst. Chemistry, Mainz, DEU) ,  LAKEY Pascale S.J. (Max Planck Inst. Chemistry, Mainz, DEU) ,  SHIRAIWA Manabu (Max Planck Inst. Chemistry, Mainz, DEU) ,  SHIRAIWA Manabu (Univ. California, CA, USA) ,  WELLER Michael G. (Federal Inst. Materials Res. and Testing(BAM), Berlin, DEU) ,  POESCHL Ulrich (Max Planck Inst. Chemistry, Mainz, DEU) ,  KAMPF Christopher J. (Max Planck Inst. Chemistry, Mainz, DEU) ,  KAMPF Christopher J. (Gutenberg Univ. Mainz, Mainz, DEU)
資料名： Analytical & Bioanalytical Chemistry  (Analytical & Bioanalytical Chemistry)
巻： 409  号： 9  ページ： 2411-2420  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： E0425B  ISSN： 1618-2642  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒドロキシルラジカルは,ペプチドや蛋白質を酸化することにより,様々な生理的な作用を及ぼすことが知られている。本研究では,ヒドロキシルラジカルによる酸化で誘起された,蛋白質とペプチドからのアミノ酸の遊離に関して調べた。ここでは,モデル分析物として,ウシ血清アルブミン,卵白アルブミン,および4種のアミノ酸から成る5種類の合成トリペプチドを用い,ヒドロキシルラジカルはFenton反応により生成した。遊離したアミノ酸は,HPLC-MS/MS,あるいはプレカラム誘導体物のLC-蛍光検出により分析した。結果として,蛋白質からのアミノ酸の遊離率は,4~55%であり,アミノ酸の種類に依存することが示された。また,最も遊離率が高いアミノ酸はグリシンであった。さらに,トリペプチドでの分析からは,アミノ酸遊離の機構に関する情報が得られた。

シソーラス用語： *ヒドロキシルラジカル ,  ペプチド ,  タンパク質 ,  酸化 ,  *遊離アミノ酸 ,  血清アルブミン ,  ウシ ,  卵白アルブミン ,  トリペプチド ,  Fenton反応 ,  *HPLC-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  誘導体化 ,  蛍光分析 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： ウシ血清アルブミン ,  HPLC-MS/MS ,  プレカラム誘導体化

分類 (3件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  光化学反応,ラジカル反応  (CF02090A) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： グリシン

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒドロキシルラジカル ,  ペプチド ,  蛋白質 ,  酸化 ,  遊離アミノ酸 ,  放出