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J-GLOBAL ID：201702270983038409   整理番号：17A0563395

四国におけるニホンカワウソの生息状況の変遷および海岸線と人口との関連

Habitat analysis of the Japanese river otter in relation to the coastline and human population on Shikoku Island

著者 (4件)： 佐藤大紀 (高知大 大学院総合人間自然科学研究科) ,  比嘉基紀 (高知大 大学院総合人間自然科学研究科) ,  加藤元海 (高知大 大学院総合人間自然科学研究科) ,  加藤元海 (高知大)
資料名： 黒潮圏科学  (Kuroshio Science)
巻： 10  号： 2  ページ： 128-135  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： L7970A  ISSN： 1882-823X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ニホンカワウソは山間部から海に至るまでの広い生活圏をもつ動物であるが,本格的な研究がされる前に乱獲により個体数が減少したため資料が少なく,生息環境について不明なことが多い。本研究では,ニホンカワウソに関する既存の文献と個人の所有するこれまで非公開の資料や聞き込み調査を基に,地理情報システムを用いて生息状況の変遷を調べた。ニホンカワウソの情報は1940年以降減少しており,1980年代では土佐清水市,黒潮町,中土佐町を中心とした四国の西南部に位置する高知県の7市町に限定された。陸上の景観に関する説明変数として標高,傾斜角度,土地利用,河川総延長を用いた。最も高い説明変数の組み合わせでも潜在生息地確率は0.04%であった。リアス式海岸のように海岸の形状が複雑に入り組み,かつ人口密度が小さい市町村は四国西南部に多く,ニホンカワウソの生息情報が得られた多くの市町村と重複していることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *四国地方 ,  *イタチ科 ,  *海岸線 ,  *人口 ,  漁獲 ,  数 ,  地理情報システム ,  高知県
準シソーラス用語： *カワウソ ,  *ニホンカワウソ ,  個体数 ,  *生息状況 ,  乱獲

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 四国 ,  生息状況 ,  海岸 ,  人口