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J-GLOBAL ID:201702271366125955   整理番号:17A0933177

秩父多摩甲斐国立公園における地種区分と施業規制(論文) 多摩川・荒川源流部を中心に

Zoning and Forest Practice Regulations in the Chichibu-Tama-Kai National Park (Academic Article) Focussing on the Water Source Area of Tama River and Arakawa River
著者 (3件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 9-28(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: Z0686A  ISSN: 0388-8614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本論文では,2000年に地種区分の見直しが行われた秩父多摩甲斐国立公園を事例に地域制国立公園の理念が地種区分と施業規制にどのように反映されているか,その実態を明らかにした。このため,国立公園地域の施業規制の実態と森林所有者に対する地種区分の決定過程を検討し,多摩川・荒川源流部の埼玉国有林と水道水源林の森林管理計画と施業区分の変遷から地種区分の変更が森林施業に与えた影響を小班単位に分析した。地種区分の見直しの際に国・都県と東京大学秩父演習林には,関東地方環境事務所から事前協議が行われたが,東京大学秩父演習林以外では当時の記録は確認できず,私有林所有者への対応は関係都県に任され,公示後に初めて見直し結果を知ったとする私有林所有者もみられた。土地所有権の制限を伴う地種区分の根拠と決定過程の透明性の確保や多様性を持つ地権者の森林管理の実態解明とともに専門的技術者や情報を持たない私有林所有者に対する支援が必要となる。(著者抄録)
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著者キーワード (5件):
分類 (3件):
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森林経営・経理  ,  森林生物学一般  ,  造林一般 
引用文献 (21件):
  • 1) 国立・国定公園の指定及び管理運営に関する検討会(2007)国立・国定公園の指定及び管理運営に関する提言-時代に応える自然公園を求めて-:5.
  • 2) 国立公園における協働型運営体制のあり方検討会(2014)国立公園における協働型管理運営を進めるための提言:2.
  • 3) 土屋俊幸(2014)我々にとって国立公園とは何なのか? -地域制自然公園の意義と可能性-.林業経済研究,60(2):1.日本の国立公園制度を「弱い地域制」と規定する見解も存在する。田中俊徳(2012)「弱い地域制」としての日本の国立公園制度-行政部門における資源と権限の国際比較-.新世代法政策学研究,17:369-402.
  • 4) 川崎興太(2014)日本の国立公園の地種区分別土地所有別面積.共生のシステム:磐梯朝日遷移プロジェクト(福島大学理工学群共生システム理工学類),14によると2013年8月末現在で特別保護地区に指定されている私有地は、知床1,275ha、磐梯朝日1,817ha、尾瀬6,272ha、中部山岳1,113ha、白山2,491ha、南アルプス2,609ha、伊勢志摩1,003ha、吉野熊野1,972ha、霧島錦江湾1,559haで1,000haを超えている。
  • 5) 国立公園制度と自然保護運動に関しては、財団法人日本自然保護協会(2002)自然保護NGO 半世紀の歩み 日本自然保護協会50年誌 上1951~1982(新装版),下1983~2002.平凡社,林業と自然保護問題研究会(1989)森林・林業と自然保護-新しい森林の保護管理のあり方-.日本林業調査会,村串仁三郎(2003)国立公園成立史の研究-開発と自然保護の確執を中心に.法政大学出版会,村串仁三郎(2011)自然保護と戦後日本の国立公園-続『国立公園成立史の研究』 -.時潮社,畠山武道(2004)自然保護法講義 第2版.北海道大学出版会,加藤峰夫(2008)国立公園の法と制度.古今書院がある。森林経営史では、石井寛編著(2002)復元の森-前田一歩園の姿と歩み-.北海道大学図書刊行会,泉桂子(2004)近代水源林の誕生とその軌跡-森林と都市の環境史-.東京大学出版会がある。
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