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J-GLOBAL ID:201702271498947989   整理番号:17A1155838

干ばつ条件下におけるイネ(Oryza sativa L.)苗の形態および乾物

Morphology and Dry Matter Accumulation in Rice (Oryza sativa L.) Seedlings Under Drought Conditions
著者 (3件):
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巻: 62  号:ページ: 309-322  発行年: 2017年09月08日 
JST資料番号: S0238B  ISSN: 0023-6152  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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干ばつは,イネ(Oryza sativa L.)の生産性を制約する主要なもののひとつであり,世界中の多くの地域において深刻な問題である。ベトナムでは,干ばつは稲作面積のほぼ22%に影響を及ぼし,生育段階で通常起こる。干ばつ耐性稲の育種の難しさの1つは,イネ集団における遺伝子型多様性の欠如である。本研究では,種々のイネの遺伝子型の間で,干ばつストレスに対する応答を探索することを目的に,世界中の異なる地域からの172種類のイネ品種の苗を,干ばつおよび非干ばつ条件下で検査した。2つの検査期間にわたってイネ品種間で,葉巻指標(LRI),シュート乾燥重量,根乾燥重量(RDW),シュート長(SL),根長(RL)および干ばつ抵抗性指標(DRI)にはかなりの変動が認められた。RDW,SL,およびRLにおける干ばつ対コントロール比とDRIの間には正の相関性があった。品種間におけるDRIとLRIとの負の相関性は,LRIがイネの苗における有用な干ばつ耐性指標である可能性を示した。これら負の相関性は,朝の観察よりも昼下がりの観察でより高かった。相関性は,また,厳しい干ばつ下よりも干ばつストレスの初期段階でより高いものであった。以上の結果は,昼下がり(干ばつストレスがその一日の最大時)およびストレスが深刻化する前の干ばつ進行の初期段階で,葉巻の観察をすべきであることを示している。(翻訳著者抄録)
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