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J-GLOBAL ID：201702271550382337   整理番号：17A0581422

円二色性(CD)・赤外円二色性(VCD)による立体構造解析~実践例と注意点~

Practical Use of Circular Dichroism and Vibrational Circular Dichroism for Structural Analysis

著者 (2件)： 谷口透 (北大 大学院先端生命科学研究院) ,  門出健次 (北大 大学院先端生命科学研究院)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 75  号： 5  ページ： 522-529  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： VCD(赤外円二色性)を用いた立体配置・立体配座決定法の開発・応用に携わってきた行路の記録歴をここでは記述した。ここでは対象テーマとして以下について報告した。1)円二色性の理論計算(CD・VCD理論計算の手順,CD・VCD理論計算の注意点,2)励起子キラリティー法(励起子キラリティー法の注意点),3)VCD分光法による構造決定例(天然由来香料成分β-メルカプトアルカノンの絶対立体配置と立体配座解析,脂質代謝酵素阻害剤D609のジアステレオマ構造決定,5員環糖とヌクレオシドのジアステレオマ構造決定と立体配座解析,VCD励起子キラリティ法による構造決定例:小分子・ポリマ・分子間相互作用解析,脂質・鎖状分子へのVCDの利用。

シソーラス用語： *励起子 ,  円偏光二色スペクトル ,  振動スペクトル ,  *絶対配置 ,  *円偏光二色性 ,  構造解析 ,  *立体構造 ,  立体配座 ,  立体配置
準シソーラス用語： VCDスペクトル

分類 (1件)： 反応の立体化学  (CF02130V)

物質索引 (9件)： (13R)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1,13-ジオール ,  (10R)-1-(3-フリル)-4,8,12-トリメチルトリデカ-3,7,11-トリエン-10-オール ,  (2R)-2-メルカプト-4-ヘプタノン ,  (4R)-4-メルカプト-2-オクタノン ,  (4R)-4-メルカプト-2-ペンタノン ,  カエトフェノールG ,  カンクロリドA ,  バークレイアミドD ,  ルブロブラミド

引用文献 (39件)：

• 1) I. Ohtani, T. Kusumi, Y. Kashman, H. Kakisawa, J. Am. Chem. Soc., 113, 4092 (1991)
• 2) N. Harada, M. Watanabe, S. Kuwahara, A. Sugio, Y. Kasai, A. Ichikawa, Tetrahedron: Asymmetry, 11, 1249 (2000)
• 3) (a) N. Harada, K. Nakanishi, Circular dichroic spectroscopy: exciton coupling in organic stereochemistry, University Science Books (1983)
• (b) N. Harada, K. Nakanishi, N. Berova, in <i>Comprehensive Chiroptical Spectroscopy</i>, John Wiley & Sons, pp 115-166 (2012)
• 4) Y. Inokuma, S. Yoshioka, J. Ariyoshi, T. Arai, Y. Hitora, K. Takada, S. Matsunaga, K. Rissanen, M. Fujita, Nature, 495, 461 (2013)

タイトルに関連する用語 (5件)： 円二色性 ,  Cd ,  VCD ,  立体構造解析 ,  注意