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J-GLOBAL ID：201702271914688970   整理番号：17A0274148

正則化を用いた音響CTによるデータセンタの空間温度分布測定

著者 (1件)： 中村雅之 (NTT ネットワーク基盤技研)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A(Web)
巻： J100-A  号： 2  ページ： 117-124 (WEB ONLY)  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： U0470A  ISSN： 1881-0195  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 通信機械室の温度分布可視化や空調制御のため,音響CTによる3次元空間温度分布測定を検討している。音響CTにおいては音響センサをどのように配置するかが重要である。コストの観点からできるだけ少数のセンサを利用することが求められるが,音響センサは指向性を有し,より良い温度推定精度と空間分解能を得るために音波伝搬時間を最大限利用できるセンサ配置を考えなくてはならない。また,測定データから温度分布を推定する再構成法も重要である。本論文では,直方体空間となる通信機械室のサーバラック間通路に少数の音響センサを配置することを想定する。そして,センサ配置方法について検討し,シミュレーションによりセンサ配置と温度精度の関係について評価した。再構成法については正則化と最ゆう推定-期待値最大化法の比較をした。シミュレーション検討とともに実際に装置を試作し,実験用データセンタで測定実験を行った結果,温度推定誤差はシミュレーションより大きくなったが基本的な測定性能を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *データセンタ ,  *温度分布 ,  トモグラフィー ,  *温度測定 ,  正則化 ,  空間 ,  センサ ,  配置 ,  最尤法 ,  最適化手法
準シソーラス用語： *音響トモグラフィー ,  三次元空間 ,  *音響センサ ,  *最適センサ配置 ,  期待値最大化法

分類 (2件)： 温度測定,温度計  (AD06010K) ,  空気調和装置一般  (PC02010U)

引用文献 (15件)：

• 中村雅之,橋本英明,中村亮太,浦田穣司,“データセンタ省電力化のための空調制御とサーバ負荷配置の最適化,” 計測自動制御学会論文集,vol.50, no.7, pp.518-527, July 2014.
• 中村亮太,竹内章,中村雅之,浦田穣司,“データセンタにおける温度推定技術を用いた空調制御による省電力手法,” 信学論(B),vol.J98-B, no.5, pp.406-414, May 2015.
• 朱寧,加藤征三,丸山直樹,伊藤信孝,“超音波CT による三次元温度場の可視化,” 可視化情報,vol.16, no.60, pp.40-45, 1996.
• S. Ohyama, J. Takayama, Y. Watanabe, T. Takahoshi, and K. Oshima, “Temperature distribution and wind vector measurement using ultrasonic CT based on the time of flight detection,” Sensors and Actuators A, vol.151, pp.159-167, 2009.
• 南出歩,水谷孝一,若槻尚斗,“凹形状空間における音響トモグラフィ法の再構成アルゴリズムの検討,” 信学技報,US2010-11, 2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： 正則化 ,  音響 ,  CT ,  データセンタ ,  温度分布