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J-GLOBAL ID:201702271934844389   整理番号:17A1438484

レシピエント骨髄由来間質細胞はラット後肢同種移植モデルにおける移植片生着を延長する【Powered by NICT】

Recipient bone marrow-derived stromal cells prolong graft survival in a rat hind limb allotransplantation model
著者 (10件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 632-640  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2683A  ISSN: 0738-1085  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:最近の研究は,骨髄由来間質細胞(BMSC)は移植片拒絶を引き起こすT細胞反応を抑制する免疫調節特性を持つことを示した。本研究の目的は,ラット血管柄付き複合同種移植モデルにおける免疫調節のためのレシピエントBMSC静注の効果を評価することである。【方法】は九匹のWistar(WIS)ラットの全および三十Lewis(LEW)ラットを使用した。BMSCを三LEWラットから採取した。二十四LEWラットをレシピエントとして用い,四群:BMSC群,FK群,UT群およびIso群に無作為に分けた。BMSC群では,同所性ラット後肢移植はWISドナーおよびLEWレシピエントラットの間で行った。レシピエントラットは6日目に2×10~6レシピエントBMSC,7日(n=6)以上投与0.2mg/kg/日のタクロリムスを静脈内注入した。FK群では,レシピエントラットはタクロリムス単独(n=6)で処理した。UT群のラットは,免疫抑制療法を受けなかった(n=6)。Iso群では,移植は,免疫抑制療法(n=6)なしに六LEWレシピエントラットに三LEWドナーラットから実施された。移植臓器の生着率は日常点検および組織学により評価した。レシピエントの免疫反応も評価した。【結果】BMSC群(24.5日)におけるレシピエントラットの移植片生着したFK群(18日)のそれ(P<.01)と比較して有意に延長した。グラフト四肢の皮膚のサイトカイン発現分析は,BMSC治療は有意にFK群(1.049±0.167)のそれ(P=.0001)と比較してBMSC群(0.138±0.045)のIFN-γmRNA発現を減少させることを示した。BMSC群におけるレシピエントラットはFK群(7.059±1.522 pg/ml)のそれ(P=.001)と比較して有意に減少した血清IFN-γサイトカインレベル(1.571±0.779 pg/ml)を有していた。in vitro研究では,BMSCは混合リンパ球反応におけるT細胞低反応性を誘導する。【結論】BMSCはT細胞低反応性を誘導し,ラット血管柄付き複合同種移植モデルにおける移植片生着を延長する。BMSCは顕著なレシピエント免疫抑制を必要とせずに実現できることを急性拒絶反応に対する免疫調節特性を示した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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