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J-GLOBAL ID:201702271980522916   整理番号:17A0250443

植栽樹種の違いが同一斜面のヒノキ,スギ,アカマツ人工林の表土移動に及ぼす影響

著者 (7件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 193-198(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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急傾斜面の林地における植栽樹種の違いが土壌侵食に及ぼす影響を明らかにするために,同一斜面上に隣接し,立地や管理の条件が等しい約40年生のヒノキ,スギ,アカマツ人工林の表土(細土,石礫,リター)移動量を比較した。降水量1mm 当たりの細土,石礫,リターの移動量(移動レート)はヒノキ林で高かった。スギ,アカマツ林の地表面は,年間を通じて下層植生またはリターによって被覆されていた。これに対し,ヒノキ林の下層植生やリターによる被覆率は常にスギ林やアカマツ林より低かった。細土移動レートは地表面の被覆率が高いほど低下した。植被率の低下に加えリター被覆率の低下が生じやすいというヒノキ林の特性が,ヒノキ林下における表土移動に影響を及ぼしていると考えられた。ヒノキ林ではリターによる地表面の被覆効果は高くないことから,下層植生の乏しいヒノキ人工林において表土移動を低減させるためには,光環境を改善し下層植生を維持することが必要である。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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森林生物学一般  ,  土壌管理 
引用文献 (26件):
  • 赤井龍男 (1977) ヒノキ林の地力減退問題とその考え方. 林業技術 419: 7-11
  • 荒木 誠・阿部和時 (2005) 間伐は森林の土壌を守れるか? 森林科学 44: 26-31
  • 土じょう部 (1976) 林野土壌の分類 (1975). 林試研報 280: 1-28
  • 原田 洸・佐藤久男・堀田 庸・只木良也 (1969) 28年生スギ林およびヒノキ林の養分含有量. 日林誌 51: 125-133
  • 平井敬三・岩川雄幸・吉田桂子・加藤正樹・酒井正治・井上輝一郎 (1992) 複層林施業初期段階における表層土壌の移動. 日林関西支論 1: 91-94
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