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J-GLOBAL ID：201702272007112806   整理番号：17A1224642

防波堤腹付工の設計法構築と断面形状の感度分析

DESIGN METHOD OF REINFORCING EMBANKMENT FOR BREAKWATERS AND SENSITIVITY ANALYSIS BY ITS SCALE

著者 (4件)： 佐藤健彦 (国土技術政策総合研究所 港湾研究部) ,  宮田正史 (国土技術政策総合研究所 港湾研究部) ,  竹信正寛 (国土技術政策総合研究所 港湾研究部) ,  高橋英紀 (港湾空港技術研究所 地盤研究領域)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_42-I_47(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 腹付工に関する現在の設計法には,腹付耐力を過小評価する等の課題がある.本研究では既往の研究で得られた知見を活用し,腹付工に関する新たな設計法を構築した.主な特徴は,(1)腹付耐力の算定方法を変更,(2)堤体から作用する全荷重が基礎マウンドと腹付工で分担されることを考慮,(3)腹付工の最小規定を見直した点にある.この設計法で計算される腹付工は,現行の設計法より小さな腹付形状であるが,模型実験の結果と比較すると十分安全側のものであることを確認した.また,腹付工の断面形状に関する感度分析結果から,滑動破壊に対しては腹付工の高さを高くすること,支持力破壊に対しては腹付工の幅を拡げることが効果的であることがわかった.これらの特性を把握しながら本研究の設計法を用いることで,より合理的な腹付工の設計が可能となる.(著者抄録)

シソーラス用語： 港湾施設 ,  *防波堤 ,  波浪 ,  津波 ,  *津波対策 ,  *補強 ,  *石材 ,  滑り ,  抵抗 ,  変化 ,  感度解析
準シソーラス用語： *腹付け盛土 ,  *滑動 ,  *断面形状 ,  *感度分析

著者キーワード (5件)： breakwater ,  reinforcing embankment ,  design method ,  circular slip ,  sensitivity analysis

分類 (4件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H) ,  波浪,潮流  (DC06040R) ,  流体波  (RC10013M) ,  構造設計一般  (RA04010E)

引用文献 (9件)：

• 1) 日本港湾協会:港湾の施設の技術上の基準・同解説,1181p,1999.
• 2) 赤塚雄三,竹田英章,蓮見隆:混成堤の堤体背後に設置したコンクリート方塊あるいは割石の滑動抵抗,第22回海岸工学講演会論文集,pp. 421-425,1975.
• 3) 菊池喜昭,新舎博,江口信也:ケーソンの安定性に及ぼす裏込めの効果,港湾技術研究所報告,第37巻,第2号,pp. 29-58,1998.
• 4) 高橋英紀,佐々真志,森川嘉之,渡部要一,高野大樹:津波に対するケーソン式防波堤マウンドと腹付工の安定性,港湾空港技術研究所報告,第54巻,第2号,pp. 21-50,2015.
• 5) 高橋英紀,佐々真志,森川嘉之,丸山憲治:腹付工を含むケーソン式防波堤マウンドの安定性評価手法の検討,第51回地盤工学研究発表会講演集, pp. 1071-1072,2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 防波堤 ,  腹 ,  設計法 ,  構築 ,  断面形状 ,  感度分析