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J-GLOBAL ID：201702272143298421   整理番号：17A0327446

70年生キヨスミミツバツツジのさし木増殖の試み

著者 (7件)： 里見重成 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林 千葉演習林) ,  米道学 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林 千葉演習林) ,  軽込勉 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林 千葉演習林) ,  塚越剛史 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林 千葉演習林) ,  梁瀬桐子 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林 生態水文学研) ,  久本洋子 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林 千葉演習林) ,  後藤晋 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林 教育研究セ)
資料名： 森林遺伝育種(Web)  (Forest Genetics and Tree Breeding (Web))
巻： 6  号： 1  ページ： 18-20 (WEB ONLY)  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： U0745A  ISSN： 2187-350X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： キヨスミミツバツツジ(Rhododendron kiyosumense)は園芸的価値が高いことから乱獲され個体数が減少しており,千葉県では保全が実施されている。純粋なキヨスミミツバツツジのクローン増殖を目的に,一般的に困難とされている挿し木を試みた。まず,本種の挿し木を行った結果,30~40%の発根を確認した。さらに,密閉挿し木およびミスト挿し木,成熟個体および若齢個体に対する発根処理による発根率の比較検討,発根処理の比較検討等,挿し木条件の最適化を行った。その結果,ミスト挿し木の発根率はばらつきがあり,若齢個体の方が発根率が高いことがわかった。本研究の結果から,挿し木の方法および条件の最適化により,本種においても挿し木が可能であることが示唆された。

シソーラス用語： *ツツジ属 ,  *挿木 ,  栽培管理 ,  発根 ,  合成オーキシン ,  樹齢 ,  カルボン酸 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： *Rhododendron kiyosumense

分類 (1件)： 花き・花木  (FC03044O)

物質索引 (1件)： オキシベロン

引用文献 (7件)：

• 千葉県環境生活自然保護課(2004)千葉県の保護上重要な野生生物千葉県レッドリスト(植物編).千葉
• 福島(2003)有用広葉樹さし木増殖(II)-ブナとケヤキのさし木増殖-. 島根県林技研報54: 1-4
• 上地智子・小林達明・野村昌史(2004)房総低山地におけるミツバツツジとキヨスミミツバツツジ間の交雑実態.日本緑工学学会誌30: 133-138
• 小林達明・古賀陽子(2007)ミツバツツジはささやく.千葉日報社, 千葉
• 古賀陽子・小林達明(2004)房総半島に自生するミツバツツジ節2 種の市場動向と生産技術の確立に関する社会的背景.ランドスケープ研究67: 503-506

タイトルに関連する用語 (3件)： さし木 ,  増殖 ,  試み