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J-GLOBAL ID:201702272579907144   整理番号:17A0838611

理科教育学の知見を生かしたシンガポールでの授業改善-授業計画・授業用スライド・教材・ワークシートの改善を通して-

著者 (13件):
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巻: 41  号:ページ: 96-106  発行年: 2017年06月10日 
JST資料番号: L3340A  ISSN: 0386-4553  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アクティブラーニングとは,主体的・協働的な教授・学習方法であり,アクティブラーニングを導入すると,学習者が主体的に議論や発表に参加し,教員主導の授業よりも活性化しているように思われる。シンガポールの理科授業では,シラバスに沿って日常生活・社会・環境の文脈の中での探求活動が展開されている。探求活動では,グループ活動,コミュニケーション活動が重視され,主体的・協働的に学ぶアクティブラーニングで,「知識・理解・応用」「スキルとプロセス」「倫理と態度」を習得している。本研究では,理科教育学の知見を生かしたシンガポールでの授業改善を検討し,文化の違いを乗り越え,試行錯誤しながらよりよい理科授業の探求ができた。具体的には,現地のカウンターパートと対話をしながら,学習内容の本質が良く分かることで生徒を引きつけることの重要性に気付いた。理科教育学の知見は,次の点に活かされた;(1)シンガポール国立教育研究所のLesson plan Templateを用いることで,生徒の既有知識や授業の目的が明確になり,活動や探求の意味が明らかになった。(2)一貫した文脈の重要性に気づき,授業計画・授業用スライド・ワークシートを血栓と血液の文脈で統一した。単にコメントに従って改善しただけではなく,日本の理科授業の特徴である観察・実験中心の授業スタイルを貫き,工夫した教材を用いて,シンガポールの生徒からも「普段の物理の授業も実験中心にしてほしい」と,言われた。
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分類 (1件):
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科学技術教育 
引用文献 (14件):
  • 朝倉悠太ほか5名(2014):電気抵抗トモグラフィー法を用いた赤血球沈降における断面濃度分布の計測,日本実験力学会誌,14, 1, 46-53.
  • Biggs, J. & Tang, C. (2011): Teaching for Quality Learning at University: What the Student Does, New York: Open University Press, 27.
  • 大学の世界展開力強化事業(平成24年度採択)中間評価,2015.Retrieved from http://www.jsps.go.jp/j-tenkairyoku/h24_kekka_saitaku.html(参照日2016.9.6)
  • 河野麻沙美(2016):この教員養成課程におけるアクティブラーニングの課題と展望:21世紀型の学びを創出する教師の育成に向けて,上越教育大学研究紀要,35, 43-55.
  • 大嶌竜午ほか9名(2014):グローバルな視点をもった理科教員養成プログラムの構築-授業構成と学生の取り組みを中心に,千葉大学教育学部研究紀要,62, 215-219.
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