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J-GLOBAL ID：201702272970455043   整理番号：17A1604748

単一Pd原子置換により誘起される結合剛直化によるホスフィン保護されたAu₉クラスタの異性化の抑制

Suppressing Isomerization of Phosphine-Protected Au₉ Cluster by Bond Stiffening Induced by a Single Pd Atom Substitution

著者 (9件)： YAMAZOE Seiji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YAMAZOE Seiji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAMAZOE Seiji (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  MATSUO Shota (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MURAMATSU Satoru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAKANO Shinjiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NITTA Kiyofumi (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst., Hyogo, JPN) ,  TSUKUDA Tatsuya (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TSUKUDA Tatsuya (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 14  ページ： 8319-8325  発行年： 2017年07月17日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金クラスタ[Au₉(PPh₃)₈]³⁺の硝酸イオン可溶化クラウン型Au₉(C)は,脱溶媒和によりバタフライ型Au₉(B)(NO₃)₃に可逆的に異性化することを紫外可視吸収スペクトルにより確かめた。Au₉(C)のリンモリブデン酸イオンによる脱溶媒は不可逆的であり,Au₉(C)(PMo₁₂O₄₀)を生成した。Au₉クラスタのコア金原子をパラジウムに置換したPdAu₈(C)クラスタは対イオン会合により異性化を示さないことを見いだした。B3LYP/6-31G(d)レベルの密度汎関数法計算によるPdAu₈(C)/PdAu₈(B)凝集エネルギー差はAu₉(C)/Au₉(B)と同様であることから,安定性の違いが原因ではない。EXAFSから求めたDebye-Waller因子の温度依存性からPdAu₈クラスタの剛直性が高いと推定した。

シソーラス用語： *金属クラスタ ,  *置換型原子 ,  *パラジウム ,  *構造相転移 ,  脱離反応 ,  可逆反応 ,  *異性化 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  硝酸 ,  ヘテロポリ酸 ,  モリブデン酸 ,  リン酸素酸誘導体 ,  対イオン効果 ,  密度汎関数法 ,  凝集エネルギー ,  EXAFS ,  Debye-Waller因子 ,  温度依存性 ,  *金錯体 ,  *パラジウム錯体 ,  芳香族化合物 ,  有機リン化合物
準シソーラス用語： クラスター構造 ,  リンモリブデン酸 ,  金クラスター ,  脱溶媒和

分類 (2件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  分子の立体配置・配座  (BH05022J)

物質索引 (1件)： トリフェニルホスフィン

タイトルに関連する用語 (7件)： Pd ,  原子 ,  置換 ,  誘起 ,  ホスフィン ,  クラスタ ,  異性化