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J-GLOBAL ID:201702273026774627   整理番号:17A0483938

森林資源を最適利用するための技術開発-新世代林業育種を短期間で作出するための技術開発-第1章 革新的に高速化した新世代林業種苗作出技術の開発 5 有用特性に影響を与える環境要因の解明

著者 (7件):
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号: 571  ページ: 28-35  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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気象条件と全国の検定林の樹高データを用いたマクロレベルの解析を行い,気象条件によって樹高成長量は変動し,特に秋から冬にかけての最高気温や日射条件によって樹高の予測ができることを示した。また,気象条件が異なる2つの検定林における微環境条件と樹高データを用いたミクロレベルの解析においては,土壌水分の指標となる曲率や比高,あるいは夏季の相対日射量等によって林分内の樹高の変動が一定程度説明できることを示した。樹高成長は地域的な気象条件の違いと,微環境条件の両面に影響を受け,これらの条件を考慮することによって品種の遺伝的能力の評価が高度化される可能性が示唆された。人工気象室を用いて,温度及び日長に対する応答を個別に明らかにした。その結果,両要因がスギの成長に影響を与えることが明らかになった。しかし,その応答の程度はクローン間で大きく異なっており,遺伝子型による環境応答の違いが成長量に影響していると推定された(遺伝×環境の相互作用)。また,マイクロアレイ法による遺伝子発現解析から明らかになった日長及び温度応答遺伝子は今後の環境適応研究において重要な基盤情報になる。自然環境下に植栽されている3クローンの日長応答遺伝子の発現量を解析したところ,発現時期にクローン間差がみられ,クローンによる日長応答の違いを表していると推定された。この結果は人工気象室を用いて評価した日長応答のクローン間差と一致していたことから,日長応答遺伝子群の発現量の差が日長応答のクローン間差に関与していることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  植物に対する影響  ,  造林一般 

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