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J-GLOBAL ID:201702273028063892   整理番号:17A0980830

自生地において形成されるサギソウ種子の特性

Characteristics of Habenaria radiata (Thunb.) K. Spreng. Seed Formation in Natural Habitat
著者 (7件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 125-130(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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サギソウが自生地で実生から生育するには,昆虫により受粉し(自然受粉),多くの種子が形成されることが必要である.そこで,愛知県内のあるサギソウ自生地を供試自生地とし,自然受粉による種子形成状況を調査したところ,自生地で形成されるサギソウのさく果結実率と種子発芽率は年次によって変動した.この要因を検討したところ,サギソウの栄養状態が種子発芽率に及ぼす影響は認められず,供試自生地に飛来する媒介昆虫の関与が推察された.また,受粉時の開花後日数によって形成されるさく果の結実率および種子の発芽率は大きく異なることが明らかとなり,開花後4~5日目の開花中期に受粉して形成されたさく果の結実率と種子の発芽率が高くなった.このことから,サギソウは開花後4~5日目に最も生理的受粉態勢が整い,この時期に昆虫が受粉を媒介して形成されたさく果の種子発芽率は高くなることが示唆された.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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花き・花木  ,  発生,成長,分化  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (8件):
  • 古川仁朗・小野道之・鎌田 溥・國武久登・柴田大輔・中野 優・三位正洋・石橋正美・岩堀勝弥・岡田雄治・栗原宏泰・高橋和彦・高橋晋太郎・安田博武.2013.図解植物バイオテクノロジー教授用指導書.p. 43-44.実教出版株式会社.東京.
  • 唐澤耕司.1996.蘭.p. 9.山と渓谷社.東京.
  • 木村なほ.1980.サギソウの観察と栽培.p. 14.ニュー・サイエンス社.東京.
  • 岡見義男.1964.ラン 種類と培養.p. 90.誠文堂新光社.東京.
  • 茂田幸嗣・井鷺裕司・中越信和.2004.形態的にスズメガ蝶に特化したサギソウ (ラン科)におけるアザミウマの種子生産への貢献.日本生態学会第51回全国大会ポスター発表.01-w08.
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タイトルに関連する用語 (3件):
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