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J-GLOBAL ID:201702273713588448   整理番号:17A1758896

相互作用の早期ステージと中間ステージにある銀河の分子ガスの性質

Properties of molecular gas in galaxies in the early and mid stages of interaction. II. Molecular gas fraction
著者 (11件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: 66.1-66.20  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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相互作用する銀河の早期ステージと中間ステージにおける星間媒質の性質を,12CO(J=1-0)とHIのマッピングデータを使って調べた。標準的なCO-H2変換係数を仮定すると,分子ガス質量,原子ガス質量,全ガス質量(原子ガス質量と分子ガス質量の和)において,相互作用する銀河と孤立銀河との間に違いを見出さなかった。しかしながら,相互作用する銀河は広域的な分子ガスの割合fmolglobal(ひとつの銀河全体にわたって平均した分子ガス質量と全ガス質量との比)が0.71±0.15となり,孤立銀河の値(0.52±0.18)よりも高いことを見出した。分子ガスの表面密度の全ガスの表面密度に対する比で定義される局所的なガスの割合fmolの分布は,典型的な孤立銀河における分布と異なっている。ピクセル-to-ピクセル比較により,孤立した渦巻き銀河のfmolは,全ガスの表面密度の増加に伴ってなだらかに増加し1.0に飽和することを示すが,相互作用する銀河は明確な関係を示さない。金属量と外部圧を変化させることによりピクセル-to-ピクセルでの理論的モデルフィットを遂行した。モデルフィッティングによれば,外部圧は相互作用する銀河におけるfmolの傾向を説明することができる。相互作用する銀河に対して標準的なCO-H2変換係数の1/2の値を仮定すると,ピクセル-to-ピクセルでの理論的モデルフィッティングの結果は,標準的な変換係数を採用した場合よりも悪くなる。但し,相互作用する銀河のfmolglobal(0.62±0.17)は孤立銀河における値と同じになるのではあるが。外部圧は銀河全体に広がっている衝撃波に起因するものであるか,あるいは,相互作用の早期ステージにおいてさえも,巨大分子雲の間の衝突に起因するものであると結論する。外部圧は原子ガスから分子ガスへの効率的な遷移を加速する。化学的時間スケールに関しては,たとえ銀河間の衝突によって誘起された衝撃波が星間ガスを電離するとしても,相互作用の非常に早期のステージで高いfmolが達成可能である。(翻訳著者抄録)
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引用文献 (88件):
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  • Bigiel, F., Leroy, A., Walter, F., Brinks, E., de Blok, W. J. G., Madore, B., & Thornley, M. D. 2008, AJ, 136, 2846
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