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J-GLOBAL ID:201702273739860738   整理番号:17A1956259

チャ樹ゲノムは,茶の風味とカフェインの生合成の独立した進化についての洞察を提供する

The Tea Tree Genome Provides Insights into Tea Flavor and Independent Evolution of Caffeine Biosynthesis
著者 (44件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 866-877  発行年: 2017年06月05日 
JST資料番号: W2375A  ISSN: 1674-2052  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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茶は非アルコール飲料,カフェイン含有飲料として,世界の160か国で30億人の人々が習慣的に飲んでいる。本報では,栽培されているチャ樹(Camellia sinensis)の3.02-Gbゲノムについて,リピートリッチ(80.9%)なヌクレオチド配列を初めて報告した。得られたゲノム配列は,チャ樹がユニークな生物学を有することを示した。例えば,チャ樹は他のほとんどの植物と比較して,非常に大きなゲノムを持っていた。この大きなゲノムは,少数のLTRレトロトランスポゾンファミリーの,ゆっくりと安定した,および長期間の増幅から生じることが分かった。また,フラボノイド代謝生合成に関連する遺伝子の系統特異的増幅が,カテキン産生,テルペン酵素活性化およびストレス耐性,茶の風味および適応のための重要な特徴に関連していた。茶のカフェイン合成経路はカカオおよびコーヒーと比較して,独立して急速に進化したことが分かり,Camellia属種の比較研究から,この属の植物はフラボノイドおよびカフェインの遺伝子の発現レベルが高く,茶の加工適性および茶の質を高めていることが分かった。試験結果から,これらの新規な知見は,特徴的生合成経路のさらなる研究により,多種多様な茶風味を開発するのに役立つと考えた。
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分類 (2件):
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遺伝子の構造と化学  ,  し好料作物 
物質索引 (1件):
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