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J-GLOBAL ID：201702273876874198   整理番号：17A0585977

複合サイクル腐食試験によるAl-5Mg-0.15Ca溶射皮膜の評価

Evaluations of CCT for Sprayed Al-5Mg-0.15Ca Coatings

著者 (4件)： 足立振一郎 (大阪産技研) ,  上杉徳照 (大阪府大) ,  井上博之 (大阪府大) ,  東健司 (大阪府大)
資料名： 溶射  (日本溶射学会誌)
巻： 54  号： 2  ページ： 55-57  発行年： 2017年04月30日 
JST資料番号： S0589A  ISSN： 0916-6076  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミニウムにマグネシウムを添加したAl-5Mg溶射皮膜は,長期の防食効果が確認されており,塩害の厳しい腐食環境を中心に採用されている。Al-5Mg溶射皮膜は膜厚100μm以上の施工が一般的であるが,膜厚が薄い場合においても長期間の防食効果を発揮するよう,Caを添加したAl-5Mg-0.15Ca溶射皮膜を新規に開発し,複合サイクル腐食試験(CCT)で評価した。その結果,膜厚が50μmと薄い場合,CCT試験5000時間で非クロスカット部に若干の白錆びが,6000時間でクロスカット部に赤錆びが認められた。クロスカット部の赤錆びは膜厚100μmと同じであった。元素分析の結果,白錆び表面に炭酸カルシウムを含む腐食生成物が形成し,自己腐食が抑制された可能性があると考えられた。

シソーラス用語： 腐食試験 ,  サイクル ,  *アルミニウム合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  カルシウム添加合金 ,  *合金元素 ,  *防食 ,  *溶射層 ,  膜厚 ,  依存性 ,  端部 ,  さび ,  元素分析 ,  炭酸カルシウム ,  腐食生成物 ,  保護作用 ,  スケール ,  腐食 ,  火炎溶射
準シソーラス用語： 膜厚依存性

分類 (2件)： 溶射  (WC08030N) ,  防食  (WB03040M)

引用文献 (6件)：

• 1) 原田良夫, 高谷泰之: Al-5Mg 合金溶射皮膜の適用実績と腐食特性, 溶射技術, 21 (2002) , 40-47
• 2) 古賀義人: 複合サイクル試験によるAl, Zn-Al 及びAl-Mg 合金溶射皮膜の耐食性, 溶射, 41 (2004) , 109-112
• 3) 鋼道路橋防食便覧, 日本道路協会, (2014), V -45
• 4) JIS規格H8300: 2011
• 5) T. Uesugi, T. Higuchi, H. Inoue, Y. Takigawa, K. Higashi : Effect of solute atoms on sacrificial protection performance of aluminum from firstprinciples calculations, Abstracts of the 129th Conference of Japan Institute of Light Metals (JILM) , (2015) , 249-250

タイトルに関連する用語 (5件)： 複合サイクル ,  腐食試験 ,  Al ,  溶射皮膜 ,  評価