抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大規模ビル内における環境・エネルギ情報等を収集するシステムを実現するための通信方式として,NB-PLCは有力な候補である。このようなシステムを実現するには,NB-PLCの通信路や通信品質について知る必要がある。しかしながら国内の大規模ビル内の測定実験例は少ない。そこで本研究では,規模ビル内の研究室における36通りのコンセント対について,NB-PLCと通信成功率(TSR)と伝搬損失特性の測定実験行った。その結果,直流的につながっているコンセント間の通信路では高いTSRが実現でき,さらに高周波結合でつながっているコンセント間にも高TSRの通信が実現できるものが存在すること,また同じコンセントの組においても通信方向によってTSRが異なることを示した。またこれらの結果は,伝搬損失も同様の傾向があること等を明らかにした。さらに同一コンセント上(通信距離がゼロ)であっても損失が大きい場合があるという現象を示し,この損失の原因として接続された電気機器の影響の伝搬損失への影響について検証した。(著者抄録)