抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本文では,音響信号から得られる特徴量(音響特徴量)およびfunctional Magnetic Resonance Imaging(fMRI)で計測されるBlood Oxygenation Level Dependent(BOLD)信号から得られる特徴量(fMRI特徴量)を用いた目的音検出手法を提案する。提案手法では,これらの特徴量を協調的に利用し,目的音を含む/含まない区間の識別を行う。具体的には,まず,音響特徴量およびfMRI特徴量をそれぞれ単一で用いて識別器を構築し,識別結果およびその識別結果に対する確信度をそれぞれ求める。これらの識別結果のうち確信度の高いものを最終的な識別結果とする。これにより,音響特徴量のみを用いた手法では検出困難であった場合において,fMRI特徴量を協調的に利用することによる精度向上が期待できる。実験結果より,提案手法では,各特徴量をそれぞれ単一で用いた場合と比較して高精度化が実現されることを示す。(著者抄録)