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J-GLOBAL ID：201702274675669290   整理番号：17A1224723

ツバル国における礫養浜の有効性に関する検討

STUDY ON APPLICABILITY OF GRAVEL BEACH NOURISHMENT IN TUVALU

著者 (6件)： 大中晋 (日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 開発事業部港湾空港部) ,  市川真吾 (日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 開発事業部港湾空港部) ,  泉正寿 ((株)ふたば) ,  宇多高明 (一般財団法人土木研究センター) ,  平野潤一 (独立行政法人国際協力機構) ,  澤田秀貴 (独立行政法人国際協力機構)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_528-I_533(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 南大洋州の小島嶼国であるツバル国で顕在化しつつある海岸侵食や高波浸水被害に対し,礫と砂を用いた礫養浜を実証事業として実施するとともに,工事完了から1年以上にわたり,形成された浜での継続的な海岸モニタリングを実施した.また,同時期に隣接海岸にて実施された埋立て事業としての大規模砂投入後の海岸モニタリングも合わせて実施し,両者の海浜挙動の比較より南大洋州の小島嶼国での本工法の適用性,有効性を検討した.その結果,適度な砂止め用突堤の配置と自然海浜に近い断面形状で養浜断面を仕上げることにより,養浜後の海浜は高い安定性を確保することが現地で確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *ツバル ,  *有効性 ,  *養浜 ,  海岸侵食 ,  損害 ,  浸水 ,  波浪 ,  監視 ,  海岸 ,  埋立 ,  挙動 ,  海浜
準シソーラス用語： 海岸モニタリング ,  海浜挙動 ,  高波 ,  *礫養浜

著者キーワード (8件)： gravel beach ,  nourishment ,  wave overtopping ,  coral reef ,  climate change ,  adaptation ,  monitoring ,  Tuvalu

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (4件)：

• 1) 市川真吾,大中晋,泉正寿,遠藤秀文,宇多高明:島嶼国における持続可能性を考慮した海岸保全対策の提案,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 72,No. 2,p. I_49-I_54,2016.
• 2) 宇多高明,芹澤真澄,大中晋,泉正寿,三波俊郎,宮原志帆:Tuvalu Fongafale島西岸における礫養浜計画の検討,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 69,No. 2,pp. I_736-I_740,2013.
• 3) 宇多高明,三牧純子,大中晋,三波俊郎:Cyclone襲来時の高波浪によるTuvaluの洲島へのサンゴ礫の堆積とその後の変形,地形,Vol. 36,pp. 285-308,2015.
• 4) Maragos, J. E., Baines, G. B. K. and Beveridge, P. J. : Tropical cyclone Bebe creates a new land formation on Funafuti Atoll, Science, Vol. 181, pp. 1161-1164, 1973.

タイトルに関連する用語 (4件)： ツバル ,  礫 ,  養浜 ,  有効性