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J-GLOBAL ID:201702274911123859   整理番号:17A0250335

カーボンナノチューブヒーター上でのシリコンナノ粒子の構造変化

著者 (4件):
資料名:
巻: 55  号: 12  ページ: 587(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0163A  ISSN: 1340-2625  CODEN: MTERE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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透過電子顕微鏡内で多層カーボンナノチューブ(MWNT)を極微小ヒータとして用い,加熱したMWNTヒータ表面でのSiナノ粒子の構造変化をその場観察した。MWNTへの通電によるSiナノ粒子とMWNTの反応過程をその場観察した。MWNTへ通電する前,直径約12nmのSiナノ粒子には,Si(111)面に対応する0.31nm間隔の格子縞を観察した。MWNTの両端に電圧1.91Vを印加し,電流が73.0mA流れると,Siナノ粒子の直径が減少して外形が変化し,Siナノ粒子と接触しているMWNTの最外層が消失した。電圧を増加させ,電流が74.4mAに達すると,MWNTの最外層から二層目の外層が消失し,最終的に三層目までの外層が消失した。ナノ粒子の結晶構造を調べた結果,ナノ粒子は3C-SiCであった。この観察結果は,MWNTの外層の消失が昇華だけではなく,Siナノ粒子との反応によることを示している。さらに,MWNTへの通電を続けると,SiCナノ粒子からSiが昇華し,SiCナノ粒子の表面に炭素原子層が形成された。最終的に,炭素原子層に内包されたSiCナノ粒子は約1900Kまでの昇温過程で完全に消失し,MWNT表面には中空球殻構造のカーボンナノカプセルが形成された。
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分類 (1件):
分類
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固体デバイス材料 
引用文献 (1件):
  • (1) K. Asaka, T. Terada and Y. Saito: Diam. Relat. Mater., 50(2014), 49-54.
タイトルに関連する用語 (1件):
タイトルに関連する用語
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