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J-GLOBAL ID:201702275024473936   整理番号:17A1367102

飛騨高山における町家の平面特性 -「建屋造作建具巨細書上帳」と復原平面図による考察-

TOWNHOUSE FLOOR PLAN CHARACTERISTICS IN TAKAYAMA - A study based on “Tateyazousaku-tategu-kosaikakiagecho” and restoration floor plan -
著者 (2件):
資料名:
巻: 82  号: 738  ページ: 2053-2061(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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飛騨高山における町家の平面特性について,「建屋造作建具巨細書上帳」と復原平面図により考察した。天保14年(1843年)の史料「書上帳」に記された絵図をもとに略平面図を作成し,現状の町家調査から得られた復原平面図との比較考察を行った。その結果,平面特性をみると,居室部に対して,通り土間の正面には独立してコミセあるいはミセを構えた外ドジがあり,土間空間が広がる内ドジの奥にはダイドコロが張り出す構成となっている。「書上帳」記載の平面と酷似する現存町家として,従来指摘されてきた5棟のほか,現存する「旧田辺酒造」が「書上帳」記載の「杉崎屋甚三郎」の平面に酷似する。居室が3~6間取の一列型,5~8間取の二列型,7~11間取の参列型の形式に大別できる。土間部の正面脇にコミセを配し,奥にはダイドコロ等が張り出す空間のつながりや,二列型や三列型平面では縦の喰違が大半の町家でみられ,その6割には奥の居室部に座敷を広く構えた横の喰違が組み合わさるという特質がある。これは「書上帳」に記された町家の平面特性と一致することを明らかにした。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
建築設計,建築家,建築史  ,  住宅建築,農村建築,城 
引用文献 (12件):
  • 1) 伊藤ていじ : 民家は生きてきた, 美術出版社, 1963
  • 2) 奈良国立文化財研究所編 : 高山-町並調査報告-, 高山市教育委員会, 1975
  • 3) 奈良国立文化財研究所編 : 高山II-伝統的建造物群保存対策調査報告-, 高山市教育委員会, 1984
  • 4) 高山市三町防災計画策定員会編 : 高山市三町防災計画策定書(別冊図面含む), 高山市三町防災計画策定員会, 1996
  • 5) 奈良文化財研究所編 : 高山 旧城下町の町並み 下二之町・大新町伝統的建造物群保存対策調査報告, 高山市教育委員会, 2003
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