マウスモデルにおける4-ニトロキノリン-1-オキシド誘発舌扁平上皮癌の発生における腫瘍関連マクロファージ

MIKI Kentaro; ORITA Yorihisa; GION Yuka; TAKAO Soshi; OHNO Kyotaro; TAKEUCHI Mai; ITO Toshihiro; MINOURA Akira; TACHIBANA Tomoyasu; MARUNAKA Hidenori; MAKINO Takuma; MATSUKAWA Akihiro; NISHIZAKI Kazunori; YOSHINO Tadashi; SATO Yasuharu; SATO Yasuharu

文献

J-GLOBAL ID：201702275239573350 整理番号：17A1411418

マウスモデルにおける4-ニトロキノリン-1-オキシド誘発舌扁平上皮癌の発生における腫瘍関連マクロファージ

Tumor-Associated Macrophages in the Development of 4-Nitroquinoline-1-Oxide-Induced Tongue Squamous Cell Carcinoma in a Mouse Model

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資料名：
巻： 93 号： 3 ページ： 204-212 発行年： 2017年
JST資料番号： T0130A ISSN： 0030-2414 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：スイス (CHE) 言語：英語 (EN)

著者らは各種腫瘍で構成的に発現しているシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)に対する阻害剤の抗がん効果を調べるために,COX-2を突然変異誘発剤である4-ニトロキノリン-1-オキシド(4NQO)処理舌扁平上皮癌(SCC)モデルマウスに投与した。同時に腫瘍関連マクロファージ(TAM)のSCC内分布を調べ,SCC進行に果たすTAMの役割についても調べた。MTTは定量的ポリメラーゼチェインリアクションを用いたマクロファージマーカーの定量および免疫組織化学検査によってMIとM2に識別した。結果はマウスモデルでは,TAMは舌組織内に浸潤しておらず,4NQO誘発舌SCCの発癌に不可欠な存在ではないことを示した。COX-2阻害剤はリンパ管内皮細胞でのマンノース受容体発現を抑制することで4NQO誘発舌SCCの転移を阻止すると考えられた。

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発癌機序・因子 , 歯と口腔の腫よう , 酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究

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