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J-GLOBAL ID:201702275633540826   整理番号:17A0081132

電気化学インピーダンス分光による熱サイクル下のバラストタンク用エポキシ被覆の評価

Evaluation of Epoxy Coating for Ballast Tanks under Thermal Cycling by Electrochemical Impedance Spectroscopy
著者 (3件):
資料名:
巻: 56  号: 11  ページ: 2029-2036(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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バラストタンク用のエポキシ被覆の劣化を電気化学インピーダンス分光(EIS)によって調べた。EISスペクトルを,約200μm厚エポキシ被覆した鋼を用い温度範囲30~70°CにおいてLiCl中で測定した。水の酸性度(aw)の効果を明らかにするために,三つの異なるLiCl濃度:0.01M(aw=1),5M(aw=0.7),および10M(aw=0.3)を用いた。0.01M・LiCl溶液中でのEISスペクトルが,30°Cにおいて全1kHz~1MHz周波数範囲にわたって容量性挙動を明らかにし,一方,40°C以上での低い周波数域では明瞭な抵抗性挙動が生じた。温度と水の酸性の上昇はわずかにエポキシ膜の容量(Cf)を増加させ,膜抵抗(Rf)を劇的に低下させた。EISによる膜劣化の長期間監視も0.01M・LiCl溶液中での熱サイクルの下で実施し,これからサイクル数の増加と共に徐々にRfは低下しCfは増加することを見出した。250サイクルの後の走査型電子顕微鏡による観察が,水吸収のサイトとして働く幾つかの欠陥(細孔および亀裂)が被覆内部と被覆/鋼界面に形成することを明らかにした。鋼基材からエポキシ樹脂を除去し微量のFe3O4が鋼基材の全表面にわたって形成したことを確認した。EISは熱サイクルの下での厚いポリマ被覆の劣化を監視するのに非常に有用である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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プラスチック被覆  ,  防食 
引用文献 (21件):
  • 1) H. Emi, M. Yuasa, A. Kumano, N. Yamamoto, T. Arima and M. Umino: J. Soc. Nav. Archit. Jpn., 174 (1993), 735.
  • 2) Shipbuilding Research Association of Japan: Research Report, 102 (1990).
  • 3) IMO: Resolution MSC.215 (82): 2006, Performance standard for protective coatings of dedicated seawater ballast tanks on all new ships and of double-side skin spaces of bulk carriers.
  • 4) B. Hirschorn, M. E. Orazem, B. Tribollet, V. Vivier, I. Frateur and M. Musiani: Electrochim. Acta, 55 (2010), 6218.
  • 5) M. Hattori, A. Nishikata and T. Turu: Corros. Sci., 52 (2010), 2080.
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