抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フィッシング被害の現状を見ると,現状の技術では,犯罪者が編み出す新しい手口に対応することが難しいことから,技術のみでの防止対策には限界があると考えられる。従来の自動検知をはじめとした技術に加え,ユーザ自身によるフィッシングサイト検知能力を高めることで,新しい手口に対する検知精度も向上し,フィッシング犯罪を防止できる可能性が高まることが期待できる。また,フィッシングサイトか否かの判断と同様の行動である安全性やリスク認知に関して,批判的思考態度が大きく影響することが食品リスクや放射線リスクを対象とした調査から明らかとなっている。そこで本研究では,ユーザ自身によるフィッシングサイト検知能力向上に貢献する要素を明らかにするために,フィッシングサイト回避能力とユーザの心理特性として,批判的思考態度尺度,認知的熟慮性-衝動性尺度の2つの尺度を用いた調査を実施し,その結果により,フィッシングサイト回避能力とユーザの心理特性との関係性を検討する。(著者抄録)