文献
J-GLOBAL ID:201702276162081393   整理番号:17A0210759

スクレロスチンは3T3-L1細胞における脂肪細胞分化を増強する。

Sclerostin Enhances Adipocyte Differentiation in 3T3-L1 Cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 1419-1428  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Sost遺伝子がコードする分泌タンパク質スクレロスチンは骨細胞により産生され,骨芽細胞分化と骨形成により抑制される。最近,骨と脂肪組織の間の機能的関連が示唆され,循環中のスクレロスチンレベルと脂質代謝の間の相関がヒトで報告されている。しかし,脂肪形成に対するスクレロスチンの効果は探られていない。本研究において,筆者らは3T3-L1前脂肪細胞を用いて脂肪細胞分化調節におけるスクレロスチンの役割を調べた。これらの細胞において,スクレロスチンは脂肪細胞特異的遺伝子発現や脂質蓄積を増強した。スクレロスチンはCCAAT/エンハンサー結合タンパク質bの発現も上方調節したが,細胞増殖およびカスパーゼ3/7活性は上方調節しなかった。スクレロスチンは標準的Wnt3aが阻害する脂肪細胞分化も減弱した。最近,転写調節因子TAZが標準的Wntシグナル経路に関連づけられている。スクレロスチンはTAZ応答性転写活性やTAZ応答性遺伝子発現を減じた。3T3-L1細胞へのTAZ siRNAの導入は脂質沈着と脂肪形成遺伝子発現を増した。これらの結果は,スクレロスチンが3T3-L1細胞における脂肪細胞分化を上方調節することを示す。このことは脂肪代謝調節因子としての,そして骨および脂肪組織代謝の相互調節因子としての,骨細胞由来スクレロスチンのあり得る役割を示唆する。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (4件):
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  脂質の代謝と栄養 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る