文献
J-GLOBAL ID:201702276353845072   整理番号:17A0080170

Aurivillius相Bi2VO5.5の熱電特性におけるVサイトの元素置換の影響

Effect of Element Substitution at V site on Thermoelectric Properties of Aurivillius Phase Bi2VO5.5
著者 (2件):
資料名:
巻: 45  号: 10  ページ: 4928-4934  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: D0277B  ISSN: 0361-5235  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
熱電酸化物は,化学的安定性のため高温領域に適している。Aurivillius化合物はビスマス層状酸化物であり,酸素イオン伝導体として知られている。Aurivillius化合物はペロブスカイト層とBi-O層から成る。ペロブスカイト層におけるキャリアの量子閉じ込めにより,ナノ層構造が高いSeebeck係数を示すことが期待される。Aurivillius相Bi<sub>2</sub>VO<sub>5.5</sub>のSeebeck係数は1010Kで-28.3mVK<sup>-1</sup>と高く,電気抵抗率も1010Kで0.033Ωmと高い値を示した。本論文では,Aurivillius相Bi<sub>2</sub>VO<sub>5.5</sub>の熱電特性に及ぼすVサイトでの元素置換の効果を調査した。固相反応によりBi<sub>2</sub>V<sub>1-x</sub>M<sub>x</sub>O<sub>5.5</sub>(M=Cr,Mo,W, x=0,0.05,0.1,0.2)を調製した。Cr置換試料の電気抵抗率は,測定温度範囲で無置換試料の電気抵抗率よりも大きい値を示した。800K以上での抵抗率は,WまたはMoの置換によって減少した。置換元素としてのWは,Bi<sub>2</sub>VO<sub>5.5</sub>の熱伝導率を減少するのに有効であった。無次元性能指数ZTの最大値は0.05であり,Bi<sub>2</sub>V<sub>0.8</sub>Mo<sub>0.2</sub>O<sub>5.5</sub>の場合は799K,Bi<sub>2</sub>V<sub>0.8</sub>Mo<sub>0.1</sub>O<sub>5.5</sub>の場合は902Kであった。非置換試料の最大ZTは0.02であり,993Kであった,これらの結果から,タングステンまたはモリブデン置換がAurivillius相Bi<sub>2</sub>VO<sub>5.5</sub>のZTの改善に効果的であることがわかった。Copyright 2016 The Minerals, Metals & Materials Society Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
電気的性質  ,  酸化物薄膜 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る