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J-GLOBAL ID：201702276422337203   整理番号：17A0500352

ボロン酸エステルの生成過程での可逆性の制御:フェロセン2量体と3量体の構築への適用

Control of the reversibility during boronic ester formation: application to the construction of ferrocene dimers and trimers

著者 (7件)： Ono Kosuke (Department of Chemistry, Tokyo Institute of Technology, 2-12-1, O-okayama, Meguro-ku, Tokyo 152-8551, Japan. [e-mail]) ,  Tohyama Yohei ,  Uchikura Tatsuhiro ,  Kikuchi Yuji ,  Fujii Kotaro ,  Uekusa Hidehiro ,  Iwasawa Nobuharu
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 46  号： 7  ページ： 2370-2376  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ボロン酸とジオールからのボロン酸エステルの生成過程での可逆性の制御が,適切な溶媒の選択によって可能であることが見出された。1例として,フェロセンの2量体と3量体が,インダセン骨格を有するテトロール1,1′-フェロセンジボロン酸2,及びフェロセンモノボロン酸4を利用して構築された。1と2の等モル量が,メタノール中の平衡条件下で混合されるとき,2種の積層型フェロセン2量体のホモ-とヘテロ-3が,反応時間に依存して選択的に得られ,両方の構造がX線結晶解析によって決定された。一方,フェロセン3量体7が,アセトン中の無水硫酸マグネシウムの存在下での段階的集合化によって成功裏に構築され,ここで,ボロン酸エステル平衡が抑制された。その一方で,3量体7のためのすべての成分1,2,及び4(2:1:2の比)が平衡条件下のメタノール中で一度に混合されるとき,フェロセン3量体7の形成は検出されなかった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *フェロセン誘導体 ,  二量体 ,  三量体 ,  *エステル ,  *有機ホウ素酸 ,  硫酸マグネシウム ,  溶媒効果 ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： *ボロン酸エステル

分類 (2件)： 有機ほう素化合物  (CF08020R) ,  鉄の錯体  (CE01091H)

物質索引 (5件)： アセトン ,  メタノール ,  1,2,3,5,6,7-ヘキサヒドロ-3,3,7,7-テトラメチル-s-インダセン-1α,2α,5α,6α-テトラオール ,  (1,3-シクロペンタジエニル)ボロン酸 ,  1α,2α-[(1,3-シクロペンタジエニル)ボランジイルジオキシ]-5α,6α-[(1,3-シクロペンタジエニル)ボランジイルジオキシ]-1,2,3,5,6,7-ヘキサヒドロ-3,3,7,7-テトラメチル-s-インダセン

タイトルに関連する用語 (7件)： ボロン酸エステル ,  過程 ,  可逆性 ,  フェロセン ,  2量体 ,  3量体 ,  構築