抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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放射線には様々な種類が存在するが,その共通の作用は電離作用である。電離により正イオンと電子のイオン対が生じる。気相の原子や分子を対象に,放射線照射で1イオン対を生成するのに要するエネルギーをW値と呼ぶ。水蒸気のW値は29.6eVと報告されている。この値を用いると,気体水分子のイオン化のG値(吸収エネルギー100eV当りの生成価数)は3.38と計算される。パルス放射線分解による水和電子の発見は1962年に遡る。その後,全世界の研究所,大学で放射測定用の装置が制作された。水中での水和電子のG値は1psで4.2程度と決定されており,W値からの推定値よりも大きいが,その理由は解明されていない。