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J-GLOBAL ID:201702276756926310   整理番号:17A1063777

洪水および干ばつストレス下のダイズ実生の器官特異的プロテオミクス【Powered by NICT】

Organ-specific proteomics of soybean seedlings under flooding and drought stresses
著者 (7件):
資料名:
巻: 162  ページ: 62-72  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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器官特異的解析は非生物的ストレス下での植物の成長と発達の理解を豊富にする。湛水および乾燥ストレスに曝露したダイズ実生における細胞応答を明らかにするために,組織特異的解析はゲルfree/labelフリープロテオミクス技術を用いて行った。生理分析によると,アルコールデヒドロゲナーゼとdelta 1 ピロリン 5 カルボキシラートシンターゼの酵素活性は,洪水および干ばつストレスの6日で処理した植物の葉と根で増加したたことを示した。光合成,RNA,DNA,シグナル伝達,及びトリカルボン酸サイクルに関連する蛋白質は主に洪水と干ばつに応答した葉,胚軸,根で影響を受けた。注目すべきことに,トリカルボン酸サイクルは両ストレス下の葉と根では抑制された。さらに,β-グルコシダーゼ31とベータ-アミラーゼ5を含む17蛋白質は両ストレス下のダイズ実生で同定された。β-グルコシダーゼ31とベータ-アミラーゼ5の蛋白質豊度は両ストレス下の葉と根で増加した。さらに,β-アミラーゼ5の遺伝子発現は,洪水や干ばつへの曝露された葉でアップレギュレートされ,発現レベルは蛋白質含量と高度に相関した。これらの結果は,β-アミラーゼ5は,洪水や干ばつへの曝露したダイズ苗の葉にエネルギーを供給するために炭水化物動員に関与する可能性があることを示唆した。ゲルfree/labelフリープロテオミクスアプローチを用いて異なる器官においてダイズ苗に対する洪水と干ばつの影響を調べた。生理学的反応はアルコールデヒドロゲナーゼとdelta 1 ピロリン 5 カルボキシラートシンターゼの酵素活性は6日間の湛水と乾燥に曝露したダイズ実生の葉と根で増加したことを示した。後天性蛋白質プロファイルの機能解析は光合成,RNA,DNA,シグナル伝達,及びトリカルボン酸サイクルに関連する蛋白質は両ストレス下の葉,胚軸,根に影響優れたものであったことを示した。さらに,トリカルボン酸サイクルはストレスを受けたダイズ実生の葉と根では抑制された。さらに,β-アミラーゼ5の増加した蛋白質豊度は両ストレス下の葉でアップレギュレートされた遺伝子発現と一致し,炭水化物代謝がダイズ実生の洪水と干ばつに応答して支配されていることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  植物に対する影響  ,  生物学的機能  ,  植物の生化学 

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