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J-GLOBAL ID：201702276937762047   整理番号：17A1224786

東京湾における海底への堆積を考慮した過去50年間のダイオキシン濃度解析

ESTIMATION OF DIOXIN FLUX DURING THE PAST 50 YEARS IN TOKYO BAY USING THE NUMERICAL MODEL

著者 (5件)： 中村倫明 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  鷲見浩一 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  小田晃 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  武村武 (日本大学 生産工学部環境安全工学科) ,  落合実 (日本大学 生産工学部土木工学科)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_905-I_910(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本文は東京湾を対象として,河川から負荷されたダイオキシン類について,Hybrid box modelを用いて算出した流動場に吸着・脱着,無機化やスキャベンジングの作用を考慮した海水層(溶存態,小粒子及び大粒子吸着態)と溶出,埋没,生物擾乱を考慮した海底層(境界層(海水層と粒子層),生物擾乱層,拡散層の 3層)のカップリングによるモデル展開を図った. モデルにより海底堆積層の濃度分布を算出し,既往の現地観測結果との比較することにより過去50年間のダイオキシン類量を推定した.その結果,濃度解析による拡散分布,海底土堆積濃度とも観測値と類似した傾向を示し,仮定したダイオキシン類量の信憑性が確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *湾 ,  海底 ,  *海底堆積物 ,  *ダイオキシン類 ,  吸着 ,  脱着 ,  無機化 ,  擾乱 ,  濃度分布 ,  モデル
準シソーラス用語： *東京湾 ,  *海底堆積層 ,  生物擾乱 ,  Hybrid box model

著者キーワード (5件)： deposited dioxins ,  Tokyo Bay ,  hybrid box model ,  bottom sediment layers ,  diffusion analysis

分類 (1件)： 海洋汚濁  (SB02040B)

引用文献 (22件)：

• 1) 齋藤満里子:ダイオキシン類による環境汚染問題の現状 3,文化学園大学紀要. 服装学・造形学研究, Vol. 43, pp. 105-111, 2012.
• 2) Hosomi, M., T. Matsuo, S. Dobashi, S. Katou and H. Abe : Survey of dioxins in Tokyo Bay bottom sediment, Marine Pollution bulletin 47, p. 68-73, 2003.
• 3) 海洋生物環境研究所:平成12年度ダイオキシン類等漁業影響調査 魚介類中のコプラナーPCB削減方策検討・解明事業報告書(水産庁委託),2001.
• 4) 清水潤子,山尾理,野坂琢磨,野口賢一,峯正之,松本敬三,大市一芳,堤一尚,宮本哲司,池田善郎:東京湾海底堆積物中におけるPOPs(残留性有機汚染物質)濃度分布の特徴について,海洋情報部研究報告,41,p. 35-49,2005.
• 5) Persson, N. J., Cousins, I. T., Molvær, J., Broman, D., Næs, K., Modeling the long-term fate of polychlorinated dibenzo-p-dioxins and furans (PCDD/Fs) in the Grenland Fjords, Norway. Science of the Total Environment, pp. 188-202, 2006.

タイトルに関連する用語 (6件)： 東京 ,  海底 ,  堆積 ,  過去 ,  ダイオキシン濃度 ,  解析