文献
J-GLOBAL ID:201702277069143126   整理番号:17A0933319

立野火口瀬に吹走する局地的強風の気候学的研究

著者 (1件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: 73-90  発行年: 2017年07月15日 
JST資料番号: L3306A  ISSN: 0916-7889  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
立野火口瀬の局地風は,対象地域が高気圧に覆われた場合と,低気圧が近隣する場合という2つの成因により出現するが,成因の違いによる吹走範囲の差異など,特に「どこまで風が吹くのか」が明らかではなかった。本研究では既存の数年間の観測資料から気候学的解析をおこない,これで補えない小気候的解析は数ヶ月間の多地点における気象観測で補完し解析した。この際,低気圧による山越気流の一種である「まつぼり風」と,冷気流出を原因とする「阿蘇おろし」について区別し,研究をおこなった。結果として,「阿蘇おろし」の吹走する気流下流側の限界は,吹田と菊池南消防署の間にあった。加えて,立野火口瀬の最も谷地形が狭小な付近である立野と,熊本平野に近い内牧や吹田などとの風速を比較すると,「阿蘇おろし」と「まつぼり風」のいずれも,立野における風速値の方が小さく,地点間の風速差が大きくなる傾向については「まつぼり風」吹走時の方が明瞭であった。(著者抄録)
引用文献 (10件):
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る