抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・リチウムイオン電池(LIB)の高容量化,高出力や高電位化の研究が活発。
・高容量化には,正極側から固溶体系など,負極側からは合金系などからのアプローチが散見。
・信州大学でも高電位用に正極活物質としてのLiNi
0.5Mn
1.5O
4(LNMO)結晶材料,結晶構造を独自技術で作製済み。コバルトを用いない安価な素材活用に本技術の特色。
・ただ上記LNMO結晶材料は,4Vで現在多用されている電解液が高圧の5Vで副反応を起し分解。
・そこで信州大学では,5Vでも使用可能な自己組織化単分子膜(SAM)と称する正極活物質表面の保護膜を開発中。
・SAMとは,固体/気体(液面)界面で有機分子同士が自発的に集合し合体して,単分子膜を形成する有機薄膜。
・SAMの原料としては,ここではFASを用いるとだけ紹介して,できたSAMをFAS-SAMと名付けた。
・未処理LNMO材料にHFが触れると,これが溶解するのに反して,FAS-SAMで被覆されたものは耐溶解性を示すと共に,リチウムイオンの集電速度も増大。電極抵抗も低減。