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J-GLOBAL ID:201702277358975967   整理番号:17A0154660

耐病性,水没耐性及び芳香族香気のためのイネ回復系統Wanhui 6725のマーカー利用選抜育種

Marker-assisted breeding of the rice restorer line Wanhui 6725 for disease resistance, submergence tolerance and aromatic fragrance
著者 (8件):
資料名:
巻:号:ページ: 9:66 (WEB ONLY)  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: U7002A  ISSN: 1939-8425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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(背景)イネは世界の主食穀物である。世界の人口増加及び経済発展と共に,農民は限られた農地でより多くのイネを生産する必要がある。しかし,イネ生産はしばしば生物的及び非生物的ストレスの影響を受ける。遺伝育種による天然の耐病性及びストレス耐性の利用は,これらのストレスと闘う,又は順応するための最も効率的かつ経済的方法である。加えて,芳香性香気のイネは良好な穀粒品質に対する市場価値を著しく高めうる。Mianhui 725(MH725)は,中国で3系統ハイブリッドイネを生産するために広く使用されている精鋭の稔性回復系統である。以前にイネ白葉枯れ病抵抗性遺伝子Xa4及びXa21をMH725に導入して,理論的に96.9%のMH725遺伝的背景を有する遺伝子移入イネ系統Wanhui 421(WH421)を得た。(結果)戻し交雑及びマーカー利用選抜によるWH421における耐病性遺伝子Xa27及びPi9,水没耐性遺伝子Sub1A及び芳香性香気遺伝子badh2.1導入及び集積を報告する。新規に開発した遺伝子移入イネ系統は,理論的にMH725の95.0%の遺伝的背景を有するWanhui 6725(WH6725)と命名した。WH6725およびそのハイブリッドイネは,いもち病及び白葉枯病耐性であり,生存率に大きな影響がなく14日以上の水没耐性を示した。非芳香性イネMH725と比較して,WH6725は強い芳香性香気を有する。圃場試験で得られたWH6725及びハイブリッドイネの主な重要栽培特性及び穀粒品質はMH725及びコントロールハイブリッドイネのものと類似した。これは,WH6725が3系統イネ生産の回復系統として優れていることを示す。(結論)ハイブリッドイネ生産用のMH725代替に使用可能な,イネいもち病及び白葉枯病耐性,水没耐性及び芳香性香気を有する新しい回復系統WH6725の開発に成功した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作  ,  分子遺伝学一般 

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