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J-GLOBAL ID：201702277365529042   整理番号：17A0555305

透光性YAGセラミックスの近赤外熱光学特性

Thermo-optic Characteristics of Transparent Ceramic YAG in the Near Infrared Region

著者 (6件)： 梅津佳祐 (北見工大) ,  古瀬裕章 (北見工大) ,  安原亮 (核融合科研) ,  曽根宏靖 (北見工大) ,  川村みどり (北見工大) ,  平賀啓二郎 (北見工大)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 45  号： 4  ページ： 231-235  発行年： 2017年04月20日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： YAGは,高い機械的,熱的,光学的性質を有し,高出力レーザ材料として幅広く用いられている。YAG単結晶と同等の光学品質を有し,大口径化が可能な高品質透光性YAGセラミックスが開発され,次世代高出力レーザの開発が行われている。本報告では,産業用高出力YAGレーザの設計に利用するために,透光性YAGセラミックスの近赤外熱光学特性について紹介した。熱光学係数,熱膨張係数,熱レンズ効果などを検討し,その実験方法や実験結果を示した。透光性YAGセラミックスの熱光学係数の測定は,高出力レーザ設計に有用であった。波長1064nmに対する熱光学係数を室温から430Kの温度範囲で示し,その温度特性を初めて明らかにした。可視領域と比較し,近赤外領域では,熱光学係数が小さくなったが,温度に対する増加率が大きくなることを明らかにした。

シソーラス用語： *熱光学効果 ,  *近赤外線 ,  *セラミック ,  *イットリウムアルミニウムガーネット ,  透光性 ,  熱レンズ効果 ,  YAGレーザ ,  レーザ材料 ,  熱膨張係数 ,  光学的性質 ,  温度依存性 ,  単結晶 ,  大口径 ,  品質水準 ,  高出力レーザ
準シソーラス用語： 近赤外領域

分類 (1件)： その他の光学的効果  (BM08040H)

引用文献 (16件)：

• S. Banerjee, P. D. Mason, K. Ertel, P. J. Phillips, M. D. Vido, O. Chekhlov, M. Divoky, J. Pilar, J. Smith, T. Butcher, A. Lintern, S. Tomlinson, W. Shaikh, C. Hooker, A. Lucianetti, C. H. Gomez, T. Mocek, C. Edwards, and J. L. Collier: Opt. Lett. 41 (2016) 2089.
• G. Novo, D. Albach, B. Vincent, M. Arzakantsyan, and J. C. Chanteloup: Opt. Express 21 (2013) 855.
• M. Divoky, S. Tokita, S. Hwang, T. Kawashima, H. Kan, A. Lucianetti, T. Mocek, and J. Kawanaka: Opt. Lett. 40 (2015) 855.
• Y. Sato and T. Taira: Opt. Express 14 (2006) 10528.
• R. Wynne, J. L. Daneu, and T. Y. Fan: Appl. Opt. 38 (1999) 3282.

タイトルに関連する用語 (5件)： 透光性 ,  YAG ,  セラミックス ,  近赤外 ,  光学特性