抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
内燃機関等から排出されるナノメータサイズの粒子状物質(PM)による大気汚染や人体への悪影響が懸念されている。PMは,内燃機関のシリンダやピストンの壁面で火炎が冷却されて発生する場合もある。本研究では,プール拡散火炎を測定対象として,火炎がクエンチされた際に発生するPMの特性に対する調査を行った。実験では,液体燃料による層流拡散火炎中に金属メッシュを挿入し,火炎をクエンチさせた場合の火炎の外観や温度分布,クエンチさせた火炎から生成されたPMの生成量,構成成分,粒径分布,ならびに密度について測定を行った。その結果,ベンゼン層流拡散火炎の中流部に金属メッシュを挿入すると,火炎はメッシュ付近でクエンチして,メッシュを入れないときに較べて多量のPMが発生し,発生したPMの一部はメッシュ上部に堆積して,時間とともにその量が増加することなどが明らかになった。