文献
J-GLOBAL ID:201702277587317155   整理番号:17A0504411

南極,キングジョージ島の陸成土壌において多環芳香族炭化水素に曝露された住民の定量的環境リスク評価

Quantitative ecological risk assessment of inhabitants exposed to polycyclic aromatic hydrocarbons in terrestrial soils of King George Island, Antarctica
著者 (9件):
資料名:
巻: 11  ページ: 19-29  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: W2215A  ISSN: 1873-9652  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は,南極,キングジョージ島の陸成土壌において多環芳香族炭化水素(PAH)に曝露されたヒトの定量的環境リスク評価を行うことを狙う。一般的にキングジョージ島陸成土壌(KGS)で検出される平均PAH濃度は世界の海洋堆積物(WMS)や世界の陸成土壌(WTS)のそれらよりもかなり低く,このことは南極が世界で最も汚染されていない大陸の1つであることを強調した。12の発癌性の可能性のあるPAH(ΣPAHs:Phe,An,Fluo,Pyr,B[a]A,Chry,B[b]F,B[k]F,B[a]P,Ind,D[a,h]AおよびB[g,h,i]Pの合計)の全濃度は,KGS,WMSおよびWTSに関し,3.21±1.62ng/g,5749±4576ng/g,そして257496±291268ng/gであった。KGSが他と比べ極端に低いΣPAHsを持つという事実にも関わらず,Pheの寄与率は極端に高く50%という値である。偶発的摂取と皮膚接触がヒトの健康に対する有害な効果に責任のある2つの主要な曝露経路であると仮定することにより,PAHに対する環境曝露からの発癌および非発癌リスクを,US-EPAが規定する意見書「スーパーファンド改善選択決定におけるベースラインリスク評価の役割」に基づき,注意深く評価した。KGS中のPAH量の発癌リスクレベルの対数は,平均-7.96±7.73で-11.1から-7.18まで変化した。これはWMSおよびWTSのそれより,それぞれ1790倍,80176倍低い。KGS中で観察されたPAH濃度の全発癌リスクレベルはWMSやWTSのそれらよりも有意に低い(p<0.001)。2012年2月25日に起こったコマンダンテ・フェラス基地の火災にも関わらず,PAHに対する環境曝露の発癌および非発癌リスクの両方が「許容レベル」であることを見出した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境問題  ,  環境汚染一般 
引用文献 (93件):

前のページに戻る