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J-GLOBAL ID：201702277658274772   整理番号：17A0230246

ダブルパスプロセスによるA3003/SUS304摩擦攪拌重ね継手の非対称性の改善

Improvement of Asymmetry in a Friction Stir Welded A3003/SUS304 Lap Joint by Double-Pass Process

著者 (6件)： 小椋智 (大阪大 大学院工学研究科) ,  西田英人 (大阪大 大学院工学研究科) ,  西田英人 (川崎重工業 精密機械カンパニー) ,  小宮山雄太 (大阪大 大学院工学研究科) ,  藤本光生 (川崎重工業 システム技術開発セ) ,  廣瀬明夫 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： 軽金属溶接  (Journal of Light Metal Welding)
巻： 55  号： 2  ページ： 56-62  発行年： 2017年02月16日 
JST資料番号： G0417A  ISSN： 0368-5306  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミニウムと鉄鋼の溶融溶接では,接合部に脆弱な金属間化合物が形成し十分な継手強度が得られないことが知られている。この課題に対して,入熱量の少ない摩擦撹拌溶接(FSW)の適用が提案され,良好な結果が得られている。FSWでは回転するツールによる材料の塑性流動を利用しているため,ツールの進行方向と回転方向の関係から継手部に非対称性が生じる。本研究においては,ダブルパスを適用することでこの非対称性を改善する試みを実施した。供試材はA3003アルミニウム合金とSUS304オーステナイト系ステンレス鋼である。両材を重ね,ツールがアルミニウム合金を通してステンレス鋼表面に僅かに達する条件でFSWをダブルパスで実施した。この際,接合域端部が回転方向と進行方向が一致する態様とその逆の態様になるようにした。得た接合材の放射線透過試験,超音波探傷,金属組織観察および引張試験を実施した。これらの実験から,ダブルパスの適用は,継手の非対称性を改善し,継手強度を向上させることを明らかにした。

シソーラス用語： アルミニウム合金 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *異種金属溶接 ,  *摩擦撹拌溶接 ,  多重処理 ,  金属組織 ,  *非対称性 ,  引張強さ

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

タイトルに関連する用語 (6件)： A3003 ,  SUS304 ,  摩擦 ,  攪拌 ,  重ね継手 ,  非対称性