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J-GLOBAL ID：201702277791286105   整理番号：17A0515475

日本の恐竜研究はどこまできたのか?:東・東南アジアの前期白亜紀恐竜フォーナの比較

著者 (5件)： 柴田正輝 (福井県大 恐竜学研) ,  柴田正輝 (福井県恐竜博物館) ,  YOU Hai-Lu (中国科学院 古脊椎動物古人類研) ,  東洋一 (福井県大 恐竜学研) ,  東洋一 (福井県恐竜博物館)
資料名： 化石  (Fossils)
号： 101  ページ： 23-41  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： L2430A  ISSN： 0022-9202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年西南日本内帯下部白亜系において保存状態の良い恐竜化石が多数発見されている。前期白亜紀における日本と東・東南アジア地域の恐竜ファウナ(DF)を比較検討し本邦DFの移動経路や進化過程を論じた。検討にあたり,国内の手取層群及び篠山層群における白峰,勝山,丹波篠山3つのDFと中国,タイにおける4DFを比較した。前期白亜紀の古地理と古環境についてレビューし日本の恐竜ファウナの変遷について議論した。気候環境の変化,また恐竜の分類群により,日本における前期白亜紀のDFには,北方と南方からの移動経路が存在したことや前期白亜紀の初期から中期にかけて進化的な恐竜種が出現した可能性がある。

シソーラス用語： *恐竜 ,  東南アジア ,  *白亜紀 ,  *ファウナ ,  動物化石 ,  西南日本内帯 ,  兵庫県 ,  化石群集 ,  中国北部 ,  化石相 ,  古環境 ,  海盆 ,  サブダクション ,  福井県
準シソーラス用語： 篠山層群 ,  手取層群 ,  獣脚類 ,  前期白亜紀 ,  熱河生物相 ,  竜脚類 ,  背弧海盆

分類 (1件)： 中生代  (DE03030R)

引用文献 (174件)：

• Amiot, R., Wang, X., Zhou, Z., Wang, X., Lécuyer, C., Buffetaut, E., Fluteau, F., Ding, Z., Kusuhashi, N. and Mo, J., 2015. Environment and ecology of East Asian dinosaurs during the Early Cretaceous inferred from stable oxygen and carbon isotopes in apatite. Journal of Asian Earth Sciences, 98, 358-370.
• 東 洋一, 1989. 日本初の組織的恐竜化石発掘 その経緯と意義.採集と飼育, 51, 528-531.
• 東 洋一, 1990. 手取層群産の恐竜化石とその産出層準の意義. 日本地質学会学術大会講演要旨, 97, 149.
• 東 洋一, 1991. 手取層群からの白亜紀前期の恐竜動物群-手取層群産恐竜化石の研究 (1)-. 三浦 静教授退官記念論文集, 55-69.
• Azuma, Y., and Currie, P., 2000. A new carnosaur (Dinosauria: Theropoda) from the Lower Cretaceous of Japan. Canadian Journal of Earth Sciences, 37, 1735-1753.

タイトルに関連する用語 (5件)： 日本 ,  恐竜 ,  研究 ,  東南アジア ,  前期白亜紀