文献

J-GLOBAL ID：201702277947946516   整理番号：17A0419057

森をはかる その63 噴火跡地の枯死木をはかる

著者 (1件)： 廣田充 (筑波大 生命環境系)
資料名： 森林科学  (日本林学会会報)
号： 79  ページ： 38-39  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： L1306A  ISSN： 0917-1908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 枯死木の存在量を推定する際に忘れてはならないことがある。それは枯死木の腐朽段階の確認である。一般的には,樹皮もしっかりと残り生きている時と同じような状態から,樹皮が無くなり柔らかくボロボロの状態になったものまで4,5段階に分ける。腐朽段階によって分解速度が異なるだけでなく,枯死木の発生時期もおおよそ推定できるからである。腐朽段階と合せて枯死木の存在状況を調べれば,現存量調査はほぼ終了であるが,これらの方法ではばかることができない枯死木が存在する。それは,枯死木の根っこ,地下部分である。

シソーラス用語： *土地 ,  *樹木 ,  *森林調査 ,  木材腐朽 ,  森林更新 ,  植生 ,  生態系 ,  跡地 ,  *枯死木 ,  三宅島 ,  森林植生 ,  森林生態系 ,  伊豆諸島
準シソーラス用語： 伊豆七島 ,  *噴火跡地 ,  腐朽

分類 (1件)： 森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (3件)：

• 深澤 遊 (2013) 木材腐朽菌による材の腐朽型が枯死木に生息する生物群集に与える影響. 日生態誌 63: 311-325
• Harmon ME, Franklin JF, Swanson FJ, Sollins P, Gregory SV, Lattin JD, Anderson NH, Cline SP, Aumen NG, Sedell JR, Lienkaemper GW, Cromack K, Cummins KW (1986) Ecology of coarse woody debris in temperate ecosystems. Adv Ecol Res 15: 133-302
• Jomura M, Kominami Y, Tamai K, Miyama T, Goto Y, Dannoura M, Kanazawa Y (2007) The carbon budget of coarse woody debris in a temperate broad-leaved secondary forest in Japan. Tellus Ser B 59: 211-222

タイトルに関連する用語 (4件)： 森 ,  噴火 ,  跡地 ,  枯死木