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J-GLOBAL ID：201702279057962637   整理番号：17A0182493

待ち行列シミュレータを用いた区役所窓口における最適な職員数の提案

著者 (5件)： 田澤浩二 (東京工大) ,  吉住宗朔 (東京工大 大学院社会理工学研究科) ,  平野豪一 (東京工大 大学院社会理工学研究科) ,  片山翔太 (東京工大) ,  中田和秀 (東京工大)
資料名： オペレーションズ・リサーチ
巻： 62  号： 2  ページ： 75-82  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： F0251A  ISSN： 0030-3674  CODEN： OPREA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 板橋区役所では2014年10月より,13カ所の窓口で番号札の発券や来庁者の呼出し,業務に関する受付けログデータを統一的に収集・蓄積している。本稿では,データ解析コンペティション用として提供された2カ月間のログデータの分析について述べた。まず,現状を反映した待ち行列モデルと,そのモデルを実装した行列シミュレータの開発について述べた。次に,このシミュレータによって,月・曜日・天候などの情報から1時間ごとの来庁者数を予測し,来庁者数の分布や職員の窓口業務の状況を高精度に予測可能になったことを示した。具体的には,1)待ち行列モデル(複数サーバからなる,サーバ数が変化する待ち行列モデル,サーバの処理中断,など),2)待ち行列シミュレーターと精度検証(シミュレーション設定項目など),3)来庁者数の予測(ポアッソン回帰よる予測,シミュレータへの導入),4)区役所窓口における最適な職員数・改善策の提案,と展開した。

シソーラス用語： *窓口 ,  待ち行列 ,  待ち時間 ,  縮小 ,  最適化 ,  *計算機シミュレーション ,  行政機関 ,  人事配置 ,  配置 ,  自治体 ,  *サービス ,  予測モデル
準シソーラス用語： *公共サービス ,  時間短縮 ,  職員配置

分類 (2件)： 待ち行列  (KA03050I) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (8件)：

• 牧本直樹『待ち行列アルゴリズム-行列解析アルゴリズム-』,朝倉書店,2001.
• A. Gandhi, S. Doroubi, M. Harchol-Balter and A. Scheller-Wolf, ′′Exact analysis of the M/M/k/setup class of Markov chains via recursive renewal reward,′′ ACM SIGMETRICS Performance Evaluation Review, 41, pp.153-166, 2013.
• T. Phung-Duc, ′′Exact solutions for M/M/c/setup queues,′′ Telecommunication Systems, pp.1-16, 2014.
• I. Mitrani, ′′Service center trade-offs between customer impatience and power consumption,′′ Performance Evaluation, 68, pp.1222-1231, 2011.
• I. Mitrani, ′′Managing performance and power consumption in server farm,′′ Annals of Operations Research, 202, pp.121-134, 2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： 待ち行列 ,  シミュレータ ,  窓口 ,  職員 ,  提案