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J-GLOBAL ID：201702279565932716   整理番号：17A0132897

氷VIIIおよびXの弾性に関する第一原理計算

First principles calculation of the elasticity of ice VIII and X

著者 (2件)： Tsuchiya Jun (Geodynamics Research Center, Ehime University, 2-5 Bunkyo-cho, Matsuyama 790-8577, Japan) ,  Tsuchiya Taku (Geodynamics Research Center, Ehime University, 2-5 Bunkyo-cho, Matsuyama 790-8577, Japan)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 1  ページ： 014501-014501-4  発行年： 2017年01月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 加圧下の氷VIIIおよびX相の弾性定数を,第一原理計算を用いて,静的0 K条件で決めた。氷VIII相の弾性定数の階段状の増加が,100-110 GPaにおいて水素結合対称化によって起こる。氷XおよびVIIIのこれらの弾性定数および圧力依存性は完全に異なっている。これらの差により,これら2つの相は,弾性挙動に基づいて区別できる。逆に言えば,氷VIIの実験的な弾性定数は,氷VIII様の非対称水素結合から,圧力範囲内の対称的結合の性質まで徐々に変化する。この発見は,氷VIIから氷Xへの転移が30 GPa近傍で始まり,110 GPaで完成することを示唆している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *氷 ,  弾性 ,  *弾性係数 ,  *水素結合 ,  圧力効果 ,  *相転移 ,  ab initio法
準シソーラス用語： *弾性定数 ,  第一原理計算 ,  圧力依存性 ,  弾性挙動 ,  応力誘起相転移

分類 (2件)： 固相転移  (BL04020G) ,  固体の機械的性質一般  (BL01021C)

タイトルに関連する用語 (2件)： 弾性 ,  第一原理計算