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J-GLOBAL ID：201702279617898923   整理番号：17A1801484

粒子法を用いた一方向不連続プリプレグの流動シミュレーション

Flow Simulation of Unidirectional Discontinuous Prepreg Using Particle Method

著者 (3件)： 松谷浩明 (東レ 複合材料研) ,  武田一朗 (Toray Carbon Fibers Europe S.A.) ,  内藤悠太 (東レ 複合材料研)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 43  号： 6  ページ： 234-243  発行年： 2017年11月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一方向プリプレグに特定のパターンで不連続部を導入することで力学特性を維持しながら賦形性を向上させた一方向不連続プリプレグは,繊維軸方向と不連続部のなす角度(パターン角度)によって強度が変化する。本論文では,パターン角度による開口の違いを再現できる流動シミュレーション手法の開発に取り組んだ。従来,流動シミュレーションには対象物を格子に分割する有限要素法や有限差分法が用いられるが,本論文では格子を用いない粒子法を採用した。樹脂板のプレス成形シミュレーションにおいて,圧力を解析解と比較し,簡略化された圧力計算から精度良く圧力を算出できることを確認した,また,平板のプレス成形シミュレーションにおいて,不連続部の開口長さを実験結果と比較し,精度良く再現できることを確認した。

シソーラス用語： 数値解法 ,  *流動解析 ,  計算流体力学 ,  *プリプレグ ,  *繊維強化プラスチック ,  不連続性 ,  流動 ,  計算機シミュレーション ,  繊維配向 ,  軸方向 ,  角度 ,  角度依存性 ,  開口 ,  *プレス加工 ,  平板 ,  圧力 ,  精度 ,  予測技法 ,  積層構造 ,  積層材料
準シソーラス用語： 粒子法

分類 (1件)： 強化プラスチックの成形  (YH04060J)

引用文献 (12件)：

• 1) I. Taketa, T. Okabe & A. Kitano: <i>Composites Part A</i>, 39 (2008), 1884-1890.
• 2) I. Taketa, T. Okabe & A. Kitano: <i>Composites Part A</i>, 40 (2009), 1174-1178.
• 3) I. Taketa, N. Sato, A. Kitano, M. Nishikawa & T. Okabe: <i>Composites Part A</i>, 41 (2010), 1639-1646.
• 4) I.Taketa, T. Okabe, H. Matsutani & A. Kitano: <i>Composites Part B</i>, 42 (2011), 1764-1769.
• 5) 越塚誠一: 粒子法, 丸善, 東京(2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： 粒子法 ,  不連続 ,  プリプレグ ,  流動 ,  シミュレーション