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J-GLOBAL ID：201702279915562980   整理番号：17A1046679

将来のリチウムイオン電池における硫黄正極の実用化技術

Techniques for realizing practical application of sulfur cathodes in future Li-ion batteries

著者 (3件)： NARA Hiroki (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  TSUDA Shingo (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  OSAKA Tetsuya (Waseda Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Solid State Electrochemistry  (Journal of Solid State Electrochemistry)
巻： 21  号： 7  ページ： 1925-1937  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： W1021A  ISSN： 1432-8488  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウム硫黄電池はその高いエネルギー密度で期待されているが,硫黄の低いイオン及び電子伝導率,リチオ化に伴う大きな体積膨張,そして多硫化物の溶解などの問題がある。ここではこれらの問題を解決する為の検討についてレビューした。多硫化物の溶出に対しては支持体による吸着,多硫化物の溶解度を低減する電解質,Li⁺イオンの選択透過膜の導入などの検討について述べた。また硫黄正極でのイオン及び電子伝導の向上の為には,集電体にAl発泡体を用いてイオンの移動経路と電導性を確保するなどの方策が検討されている。こうして21.9mAh/cm²の高い面積容量が得られており,200Wh/kg以上のエネルギー密度を有するリチウム硫黄電池の開発が可能であると予測している。

シソーラス用語： 多孔質金属 ,  *リチウムイオン電池 ,  リチウム電池 ,  *電極材料 ,  *硫黄 ,  イオン伝導 ,  電気伝導 ,  *レビュー ,  多硫化物 ,  問題 ,  選択透過膜
準シソーラス用語： リチウム硫黄電池 ,  *正極材料 ,  発泡アルミニウム

分類 (3件)： 二次電池  (YB04030K) ,  電極過程  (CB07040U) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： リチウムイオン電池 ,  硫黄 ,  正極 ,  実用化