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J-GLOBAL ID：201702280939125799   整理番号：17A1149042

国境を跨ぐ侵害行為「国境を跨ぐ侵害行為」と特許法による保護の課題

著者 (1件)： 平嶋竜太 (筑波大 大学院ビジネス科学研究科)
資料名： IPジャーナル  (Intellectual Property Journal)
号： 2  ページ： 24-30  発行年： 2017年09月15日 
JST資料番号： L4962B  ISSN： 2432-910X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国境を越えて存在する構成要件からなる特許発明について,現行法で保護した場合の理論的課題を考察し,今後の保護の在り方に向けた解釈論・立法論の組立ての参考とする。「実施相当行為」の構成要件の所在地について考慮しない前提で,意思判断を行う主体の物理的所在地,実現される特許発明の発現地・帰属地,構成要件に係る物理的動作地を考察したが,いずれか1つで捉える考え方は妥当ではない。日本法では,属地主義の原則をかなり厳格かつ形式的に捉えているので,実質的な意義としての限界を明らかにする必要がある。ICTを基礎とした特許発明では,国境という既存の概念自体が意味をなさないので,特許法の制度趣旨に立ち返って対応すべきである。

シソーラス用語： *境界 ,  犯罪 ,  *特許法 ,  日本 ,  *資産 ,  発明 ,  生産 ,  範囲 ,  行為 ,  *情報技術 ,  *通信技術
準シソーラス用語： *ICT ,  *国境 ,  侵害 ,  *知的財産 ,  適用範囲

分類 (1件)： 情報源  (AC03000B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 国境 ,  侵害 ,  行為 ,  特許法